【母が投稿したものを載せてみました】
『心に響いた娘の一言』
今年も雪の富士山を眺めながら、神奈川県川崎市の
娘の家で新年を迎えました
3日に娘と鎌倉へ。わたしが小学校6年の時の本にあった
「鎌倉宮に詣でては長谷寺観音の堂近く、露座の大仏おわします・・」を
想い出しながら参拝しました
それから横浜へに行き、14階建てのホテルから”百万ドルの夜景”を見て
感動しました
翌日は観光バスに乗り、展望台から富士山やいろいろな所を眺めました
港が見える丘公園で大佛次郎記念館などを見学
中華街で昼食を頂いて解散
その後も賑やかな中華街をうろうろと歩き周り、足の痛いのも忘れて見物し
夕刻川崎へ
その翌日,羽田空港で別れるとき、娘が「3月に帰るからね」
と言ってくれました
なぜか、家に帰り着くまで涙が出て仕方ありませんでした
これも歳のせいかなと思いました
この1年、憧れと感動を持ち、健康に気をつけて楽しく暮らしたいと
念願しています
2003年1月大分合同新聞投稿文
母85歳
『老けこまずに楽しく』
野山の草木の濃い緑が目にしみる季節となりました
私たちはけんらんな花を見て自然のみをたたえ、新緑からは新たな生きる活力をくみ取ります
小鳥にさえずり、梢の風のささやきは天然の音楽です
緑と調和して疲れた人には憩いを、年老いた人には若き日への回顧を誘います
老人は自ら老け込まないことが肝要です
趣味を持ち一芸に個性を出しましょう
ユーモアの精神を忘れずに、広い視野でこだわらないように世の中を見ましょう
そして5年に一度くらいは高い山に登り、い野原に出てみませんか
老松のごとくみんなに好かれる人になりましょう
子供の非行防止や社会浄化に老人の知恵を出しましょう
人生を楽しみ、自尊心を持ちましょう
細心な注意、忍耐力等の特性を活用しましょう
常にほほえみを忘れないように、暑さに負けないようにして
”一日一善”を心に秘めて、二度と無い人生を楽しく暮らすように頑張りましょう
(2004/8/10 大分合同新聞 「声」より)
*この投稿文母が入院した5日後に載りました
『希望を持っていきよう』
どんなかな?と思いながら、子ども達が進めるデイサービスに仲間入りしてみました
若い職員さんがかゆいところの手の届くように敏感に動き回り
気配りの良さは、本当に涙が出るほど嬉しく思いました
また、設備のいいお風呂に入り、お昼ご飯を頂いて、
最高の気分で体操をしたり歌ったり、楽しい一日を過ごしました
振り返ってみますと、きょうだいが多く11人家族の時もありましたが
今は一人暮らしです
私は年は考えないようにしています
いくつになっても希望を持っていき抜き、
楽しく、最善を尽くして生きるように努めましょう
足はヨロヨロ、気は十八・・・
母・・・90才
(大分合同新聞 2007年9月 大分合同新聞「声」より)