母とひ孫の再開


 

〈 3月23日 〉

12時45分発の飛行機で大分へ向かいます
二人の孫はこれで3回目の大分行き。Yタンは少しは覚えてるかなー

雨が降ってるようですが、何となく暖かい感じの故郷
「空気が気持ちいい」と娘が言います。やはり田舎の空気は違うようです

田舎の飛行場は小さいので荷物もすぐに出てきます
そのままレンタカーで実家へ向かいます
その前に買い物をしないと冷蔵光は空っぽ。スーパーに寄ります
安くて新鮮なお刺身が並んでます。「安いな〜」と娘がビックリ。沢山購入しました

途中、85才の叔母のところへより、お米や味噌を頂きます
叔母はいつも元気で嬉しい
手作りの味噌と野菜を頂き、今夜のみそ汁が楽しみ・・・と帰宅

半年以上開けなかったわが家は、少しカビくさい。まぁガマン ガマン
冷蔵庫も掃除しなくちゃ。部屋も掃除機かけなきゃ・・・と着いたとたんに忙しい
けれど。広い部屋で孫達は駆け回り、かくれんぼして大にぎわい

「こんなに食べるんだー」孫が食べるお刺身を見て娘がビックリ
やはり美味しいものは孫にもわかるよう。あっという間にお刺身はなくなりました
お風呂に入ったものの、孫達は興奮してなかなか眠らず、10時頃やっと眠りにつきました

故郷は少し肌寒く暖房が必要です


〈 3月24日 〉

朝になり「散歩へ行こうよ」孫に言われて散歩へ行くことにしました
農道は坂になってるので転んだら怖い・・・と思ったらS君が転んだw(☆o◎)wガーン
おでこのたんこぶを作った。あぁ・・。でもそのあともツクシを摘んだり楽しそう

”犬がいた!”と、くっついて走る孫達。田舎は犬だけが誰もいなくても散歩するのです

10時に母を連れに施設へ行くと、今日を知らせてなかったのでビックリ
 最初はビックリしてましたが、理解できて嬉しそうな笑顔
そのまま車で叔母の家へ直行です
そのあともう一人の叔母を連れに行き。母の姉妹3人で思いっきり話をしたようです

そうそう、大好きな唐揚げを買って昼食にしましたが、母がなんと7個も食べたらしい
食欲旺盛で、次々と食べる母に皆唖然としてます。しかしそれが元気のもと?
母94才。叔母86才。85才。皆元気です

母を自宅へ連れて帰るとあちこちと母は見て歩きます
”やはり家が一番”そう思ってるのかもしれない。それを思うと胸が痛みますが・・・・

夕食はいつものように刺身定食。孫達もよく食べました
Yタンははじめて蕗の皮むきに挑戦。「♪すじのとおたふーき♪」って言いながら剥いてます

母はちょっと疲れたようで早くから眠りました


〈 3月25日 〉

ご近所さんが3人来てくれました
いつも外泊の時に来てくれるのですが、こうして母に会ってくれる気持ちが嬉しい
過疎化になって住んでる人は少なくなりました

「桜を見に行こうか」そういうと「もういい」と母
久しぶりの外気に疲れたのかもしれません。私が行ってつぼみの桜を2本取ってきました
その桜、施設で満開になるといいなー

昼食後、いつも行く従姉妹の家で母と一緒におじゃましました
猫を相手に孫達は大喜び。母はゆったりと皆の話に加わってます。暖かい日でした
孫ともあそび、少々疲れた様子の母。施設へ送っていきました

母を施設へ連れて行ったあと、従姉妹が推称する「回転すし」へ行くことにしました
しかし車の多さで気がつきました。「今日は日曜だった!」と

案の定店の中はごった返し40分待ち。「帰ろうよ」というと「待つ」との返事
あまり回転すしが好きじゃない私は、並んだ割には「こんなもん?」って不満だった
新鮮なネタを期待したものの、期待はずれ。でもYタン達は「おいしいよ」って。じゃーそれでも由としよう

もうすでに8時。孫達は眠そうですが、車の中から見た☆があまりにきれいで
Yたんは車の中からずっと見てた。本当にきれいな星空でした

さて明日は何が待ってるか・・・・と孫達は眠りに


〈 3月26日 〉

子ども達の小さな遊園地「ラクテンチ」へ行きました
カーナビの通りに向かうのですが、どうも私の距離感がないので間違うことが多い
「この先700m先を曲がります」のアナウンスに、すぐに曲がってしまう私
「ばーばは距離がわかんないからねー」とYたんに馬鹿にされた(笑)。でもその通りなのよねー

山の上にあるので、別府の町が一望できます
あちこちから温泉の湯気が立ち、孫達はこの硫黄のにおいを「ゆで卵の匂い」って

さて、レトロ風な乗り物があってまか不思議。でも孫達は楽しそう
初めてさわったひよこ。片足で立ってるフラミンゴを不思議そうに見てます
山羊に餌をこわごわ餌をあげるS君。「おすわり!お手!」そんな様子に大笑い
「カールじゃないんだからやらないよ」って

一人で運転気分の車やバイク どれも満足した顔をしてました
小さな遊園地なのですべての乗り物に乗りました

この遊園地はさすがに別府らしく、無料の展望温泉がありました。勿論入ってきました

帰りにむすめと同年齢の獣医さんの従姉妹に会いました
彼女は,丁度サリン事件の時に上京で娘と春休みを楽しんだのでした
だから「サリン事件」の話が出ると二人が会ってたとき・・・と思い出すのです


〈 3月27日 〉

母と一緒に別府の温泉へ行く日です
母を10時に迎えに行き、しばらく家でゆっくりしてもらいました

3時に出発。恒例の別府の温泉ホテルです
着いてすぐに温泉。ここのホテルは4世代で来るのは3年目。広いお部屋です
夕食は次々と運ばれてついに最後はギブアップ。しかし母は・・・・全部食べました(◎-◎)

記念写真を撮ってもらい、母も早めに寝てしまいました。食べくたびれた???
母の食欲にビックリしながらも元気な母に一安心

私や娘は二度目の温泉へ入り別府の温泉に満足満足!


〈 3月28日 〉

朝はまた温泉へ入りました

今朝は展望でのバイキング。多種の食事に大満足
施設仲間にとお土産を買い、母には春の洋服をプレゼントしました

朝食後、近くの公園へ車いすを借りて出かけました
なんと1本の木に桜が咲いてました。暖かい朝の散歩は快適でした
しかし母は疲れ気味。早めに施設へと走りました

母との楽しい思い出は終了で、母を施設へ送っていきました。・・・・が
母が駐車場で転びビックリ。幸い頭を打たずよかったのですが、あとで痛みが出るからと
施設の方が車いすを用意し部屋まで運んでくれました

やはり母の足はおぼつかなく、一人で住むのはやっぱり無理と思った瞬間でした

母を施設へ送ったあと、近くの海を散歩しましたが、きれいな海を見て孫は大喜び
きれいな貝を拾ったり砂地を走ったり、押し寄せる波に歓声を上げたり・・・・
拾った会を大事そうに洗うYタン。いい思い出になるでしょうねー

いつもの用に「道の駅 夢咲き茶屋」で孫の好きな”ふかしまんじゅう”をゲット

今日はまたまた「刺身定食」です


〈 3月29日 〉

今日は、Yたんのリクエストでサンリオの遊園地「ハーモニーランド」へ行きます
いつもは並ばないのに、今日は珍しく乗り物には並びます
何度も何度も乗って楽しむ二人。もうS君もちゃんといろんな乗り物に乗れます

ショーを見て一緒に踊り、一緒に写真に写って・・元気いっぱい

朝10時に出かけて4時半までいました
叔母に言わせると「そんなに長くよういたもんじゃ」って言われた。最後の休日を楽しみました

今年は何とか貝掘りをさせたかったのに、4月までは掘れないと聞いてがっくり
持っていった長靴も無駄でした。でもしょうがない
ということで、浅蜊は連日食べましたがやっぱり故郷の貝は美味しい〜

「今夜は最後の夕食だよ。何が食べたい?」そう聞くと
「お刺身と唐揚げ」という答え。唐揚げは大分名物。美味しいです

疲れてるのになかなか寝ない二人。大分の最後の夜です
そういえば連日出かけていたので、空気の入れ換え忘れてました。慌てて二階の窓を開けて寝ました


〈 3月30日 〉

長かったような短かったような8日間
家の中の片づけをしっかりして、掃除洗濯と忙しい
まずは母に最後の挨拶しようと施設へ・・・

母はなかなか「さよなら」を言わない
きっと家に帰りたいんだろうなーと思いつつも、母の様子からして一人の生活は無理
長生きしてもらうには今の生活がベター。そう思うことにした

母とお別れして、家で最後の点検。荷物を積み込んで空港へ
15時10分発で羽田へ向かいました

飛行機から「今、富士山が見えます」そういわれて慌てた私。Yたんにジュースをかけてしまいました
m(._.)m ゴメンごめんといいながら

無事に羽田へ着き、大きな荷物を抱えて夫の車へ乗り込んだのでした
留守番の夫に感謝しつつ、無事に帰宅したことに一安心
やれやれです

また来年行けるかな〜

補足

今回は幼なじみにはゆっくり会えませんでしたが、でもいつも温かく迎えてくれます
野菜を沢山もらい、新鮮な食事が取れました

「またゆっくり帰っておいで」そういわれて、故郷の良さを感じました

母は94才、S君は4才。90才の差
ひ孫に会うとまた元気が出るかもしれない。母の今の元気を信じつつ
また来年ひ孫と会う約束しました。きっと大丈夫!