孫との 帰省

<3月18日>

孫たちとの帰省は今回2回目
最初はYタンが3歳、Sくんは1歳未満。あまり手がかからないときでしたが
今回はちょっと大変。S君がわかってない、動き回る・・・

時間を持って出かけた空港でしたが、やはりもたもたして結局ぎりぎりの搭乗でした
シートベルトも窮屈なのかぐずって手こずりました
パズルなどで何とか時間をつぶしたけれど、まだまだ2歳には無理な飛行機旅でした(^^ゞ

空港近くのレンタカーを借りて帰ります
一人住まいの母なので、毎回戻る前にはスーパーで買い物をします
毎回のことながら・・・安い!お刺身などはこちらの半額。今日は刺身定食にするかなーと

今回は遅い時間でしたので、もう実家近くになると日が暮れて暗くなっています
「誰かいるよ」家の下の道で人が立ってます。「おばあちゃんだよ」と娘
「遅いから心配になって降りてきた」寒い中、母しばらくたって待ってたようです

家にはいると焦げ臭い。「どうしたの?」っていう私に
母が「ちょっと鍋を焦がして・・」と
机の上を見ると、煮物やぬたが置いてあります。母が作ったよう
日頃は料理も作らなくなった母が、孫のためにと一大決心(?)して作ってくれたのです

遅めの食事をして、まずは孫を寝かさなくちゃと忙しい私と娘
しかし母はほっとしたのかうとうととしてます
母の作ったちょっと堅めの煮物と、懐かしいヌタ、そしてホウボウの刺身の夕食でした

子供がどうやら寝た後は、私はまずは冷蔵庫の掃除
毎かにことながら期限きれのものが出てくるので、怖いものがあります(笑)

「もういいよ」と母の声がしますが、これも今夜して置かないと困るし・・・と
夜は更けていき、やっとやっと一段落

<3月19日>

いい天気。青空がきれいです

「おさんぽしようよ」YたんとS君と3人で近くを歩きました
田圃の中を野草を摘んだりツクシを発見したり、二人の孫とウグイスを聞きながら・・
川の水に手を入れては「冷たいねー」としばらく水遊びです
山に向かって「ヤッホー」といえばこだまが帰ってくるのが楽しくて、何度も何度もヤッホーと

昨夜布団が冷たかったので、今日は干そうと二階の瓦の上に干すことにし、娘が担当です
娘と二人で、孫の面倒と掃除を交代にやりましたが、やってもやってもきりがありません
孫たちは広い家の中でかくれんぼしてます

午後、近くの桜を見に行くことにしました
小高い山ですが、ここは私が小学校の時に毎年遠足にきた場所。古い山桜の木があります
「咲いてるよー」孫の声にみると数個の桜が見られます。よかった!

ツクシやワラビもありました。Yたんは嬉しそうにカメラもってパチパチと
都会では見られないこの風景。どこかに残してほしいなーと思いながら、孫との楽しい時間でした

布団をしっかりと干したので、今夜は暖かい・・・
母も「布団が干せんからなー。今日は気持ちよく眠れそうだな」と寝床へ行きました

一日掃除に明け暮れた日でしたが、日頃母ができないことができた満足感で
まぁよしとしましょう
今夜も刺身定食でした。何しろ安いんだもん。ほんと!

<3月20日>

朝はいつものように3人で散歩です
帰宅したら、娘が「明日の天気が少し怪しいから今日はハーモニーランドへ行こう」という
急遽そのまま車で向かいましたが、田舎の高速はスイスイと

思いの外暑くて真夏日のよう
孫たちはキティちゃんキティちゃんと大喜びであれこれと走り回り、乗り物も乗り放題
混んでない田舎のレジャー施設はなんとものどかなこと
5時間遊んで帰宅する頃には、空が怪しくなりました。孫たちも大満足です

幼なじみよりメールがあり「今夜食事しよう」と
迎えにきてくれ、7時には8人の幼なじみの顔がありました。毎回こうして集まってくれます
「帰ってきたら連絡するんだよ」そういわれて・・・ホント!嬉しい
故郷へ帰れば,こうして迎えてくれる仲間がいるのは幸せ。本当に嬉しくそして元気をもらえます

夜遅く帰宅したらS君が熱があるという
今別れた友人に「医者をを紹介して」そうメールを打つと、そのまま飛んできてくれた
「休日診療行くなら連れて行くよ」って。ありがたかったなー
でも、結局今夜は様子を見て明日行くことにしましたが、子供の病気は本当に心配

<3月21日>

朝から強風。ハーニーランドに昨日いっててよかった。Sくんのこともあるし
今日だったらいけなかったかも。ついてたなー

Sくんのことが心配で、休日診療で見てもらうことに
そう心配ないと薬をもらってきたので、そのまま様子を見ることにしたものの心配・・・

Yタンをつれて買い物へ行き、今日は「お昼二人で食べようか」と
海がすぐ近くにある店へ行き、まずは海を見に行きそこで貝を拾ったり海の砂で団子作り
「すながきらきらしてるよ」って嬉しそうなYたん。しばらく海で遊びました

「今日はアイス食べていいよ」そういうと嬉しそうだったな
「ままにはうそをついちゃいけないからあいすたべたっていおうおかな」「φ(□□ヘ)ナニナニ?」
そうだよなーって複雑な笑いの・・・わ・た・し

S君は薬が効いたのかよく眠り熱も下がってきたよう
夜になって、食事もふつうになってほっと一息。S君の「じゃーなー」の方言には大笑いでした
お話がまだカタコトのS君なのに、方言はちゃんとしゃべるのがおかしい

夜Yタンと空を見ると、お星様がいっぱい。「きれだねー」って見てた

帰宅早々に母の座ってる周りをきれいにしたのに、もうすでに散らかってる・・あぁ

<3月22日>

睡眠不足だったので、朝食後S君に添い寝して10時まで寝てしまった
まだまだSくんは外へ出られないので、Yタンと二人で出かけることにした
友人の案内で海にいきましたが、水が多くて貝掘りは無理。ちょっと残念だったな

またまた二人で昼食を。「好きなもの食べようね」と内緒のものを(笑)
Yタンと二人での外出は楽しい。「やっと二人になれたねー」といいながら。うふふって
買い物をして帰宅後、いとこがお寿司を持ってきてくれた

「猫がいるから遊びにおいで」そういわれて、そのままいとこの家へでかけしばらく猫と遊んだ
年齢が同じなのでいつも会う気心の知れたいとこです
YタンもSくんもすっかり猫がお気に入り。Sくんもやっと元気でました

帰りにスーパーでアサリを買い、そのままフライパンで煎るとおいしい〜
いっぱい実の詰まったアサリは今が旬です
そして大分といえば「唐揚げ」。ジューシーな美味しいから揚げ今夜も好評でした

<3月23日>

昨日から出かける予定だった別府の温泉
S君が元気になったので日延べして今日でかけることにしたのです

その前に少し買い物をしようと皆で出かけましたが、帰省の時にいつも寄る店で食事
太刀魚の美味しいお店で「太刀魚のにぎり寿司」など太刀魚尽くし
めいっぱい太刀魚を食べて大満足です。すっかり食べ終わって「写真撮るの忘れた・・」と。残念!

2時に出発。残念ながら雨になってしまいました
出かける前に「おばあちゃんきれいにしょうね」と娘が母にお化粧を。まんざらでもない母の笑顔

途中、娘と同じ年の親戚の娘に会うことに。その子は獣医で院長さん
丁度サリン事件の年に遊びに来たので、娘とは15年ぶりの再会でした。そして私も久しぶりでした

雨の別府では外へ出ることもままならず、温泉でゆっくりすることに
和洋と一緒になった部屋で、何もしないでゆっくりできる幸せ・・・。美味しいお食事に大満足
足は少々おぼつかないですが、食欲は私よりもある母。「おいしいおいしい」と

夜は「足つぼマッサージ」をしてリラックス

<3月24日>

久しぶりの温泉で、Yたんがすっかり温泉好きになって。朝早く起きて「おんせんにはいろう」って
二人で早朝の温泉に入りました。「おはだつるつるだよ」と言いながら
母も「よく寝た」と寝ぼけ顔。遅めの朝食でした

朝食のバイキングは、大分名物がたくさんありました

雨なので室内で・・・と別府タワーへ行きましたら、なんと休み。あぁ 残念!
途中、スーパーで買い物をして帰宅することにしました

4時にいつもお世話になってるケアマネージャーの方と会って、母の様子やこれからの相談を
耳が遠くなって電話の話が困難になってきたので、FAX機能のついた電話機にと
お願いすることにしました。送信は無理でも受け取るだけでもいいのではと

ヘルパーさんも過去に何度かお願いしては断り・・・
母は、日頃片づいてないのが気になり、ヘルパーさんが入ることを拒んできました
でも、もう母も一人では無理なことがいっぱいあるので、再度お願いをすることにしました
何とか続きますようにと願いながら・・・

<3月25日>

もう、今日は戻る日です
過ぎてしまえばあっという間の1週間でした。S君の発熱はありましたがそれなりに自然を満喫
そして娘も子供の頃何度もきた場所を懐かしみ、母も賑やかでよかったと

おばあちゃんには子供の頃お世話になったと、娘はせっせと部屋の掃除を毎日してくれた
それを見て母も嬉しそうだった
賑やかだった1週間。お墓参りで父もきっと喜んでくれたと思う

最後に山桜をみたいと思いながらも、小雨で行くのも躊躇しついに見ずじまい
心残りを残しながらも「「またこれるかな」と言い聞かせながら・・・

山々の木々をYたんは「いろんないろがあってきれい」そういいます
目の前を大きな飛行機が飛び、海は間近、そして山に囲まれた田舎の風景
子供たちにはどんな風に写るんでしょう
故郷がある幸せを感じてくれたかなー。何もない田舎ですが・・・

「見送りに行きたいけれど・・」そういう母。寂しそうで今にも泣きそうだった
「無理しちゃだめだよ」と私。「ばーばーばーちゃん げんきでね」と孫

母がいるから故郷がある。そうなのよね〜



1週間を終えて

母は93歳。耳が遠く今回も大きな声が飛び交ってまるでケンカのようだねーと
91歳の年齢差のひ孫との生活で、母もきっと元気をもらったと思う。いろいろあったけれど・・・

孫も方言を覚えて話すのにびっくりやらおかしいやら
「じゃなー」「たべんかい」「なしかえ」には・・・大笑いした

幼なじみの良さも再確認です。「帰ったら連絡してよ」そういわれて嬉しかった!

今になって思う故郷の良さ。子供の頃の懐かしい場所へ行きたいと思う

きっとまたいける。そう信じています・・・・・