故郷への帰省
 

2007年11月15日〜22日

 

《11月15日》

今回も息子との帰省です
早めに羽田へ行き、買い物をしながら時間をつぶし13:45発で出発
いい天気でしたが、残念ながら富士山は見えず・・・

順調に大分へ着き、そのままレンタカーの場所へ
初めての体験、AT車です。思わず深呼吸して運転席へつきました
ちょっと緊張で肩こりはしますが、暫く走ると大丈夫。フー

どうせ母の冷蔵庫には何もないだろうと、いつものように買い物をします
大好きなミカンが安い。思わず籠へ放り込み、うふふ・・・
懐かしい大きな三角のアゲ、そして長ナス、カボスが安いな〜

実家へ行くと、耳の遠い母がお風呂の掃除や台所のの片づけをしてます
きっと私達のためにと思うのですが、全然聞こえません
こたつに入ってしばらくすると、母が「帰ったんかい」とびっくり。大笑いです

夕食は、いつものように母の好きな刺身があります
「おいしいなー」と母は食欲旺盛です。私よりの食欲あります。びっくりです
いつもは一人の食卓で味気ないのでしょう

夕食後、冷蔵庫の掃除をして今夜は終わりにしました
部屋の中を見ると、大仕事が沢山残っています。でも、目をつむって明日に・・
テレビも見ない私は、パソコンもなし。久しぶりの早寝です

田舎の冬は寒いです

《11月16日》

叔母(母の妹)のところへ挨拶にと母と出かけました
やはり1人住まいの叔母は、山奥で独りで住んでいますが、健康に自信なく
最近は、車の運転も止めています

出かけたことでとても喜んでくれ、山菜おこわや煮物をご馳走になりました
久しぶりの叔母の手料理はおいしく、沢山いただきました
変化のない生活で、母と同じく気にかかります。でも元気そうで安心しました

お昼は、母の介護認定の受診があります
母を乗せて医者へ行き、私はその間に近くのい海岸を車で走ります
見なれた場所ですが、やはり妙に懐かしく感じます
いつも行く”ふるさと館”でしばらく休み、懐かしい”いしがきもち”を食べました

その後母を迎えに行き、店での買い物です
刺身は種類が多く、今の時期は太刀魚の刺身がおいしそうです
母に何を買おうかと聞くと「もう、料理も忘れたからなー」という。作るのも面倒なんでしょう

その後役場の方で、母のこれからをお願いするのと、今までの様子を聞きに行くことに
ケアマネージャーの方に、これからの母のことをお願いしながら
何をどうすればいいかを相談してきました。側で母が/(-_-)\ こまった〜という顔

母は、ヘルパーさんが来てくれるのが最近苦痛なよう
やはり他人が入ることで、緊張もあるし、片づけてないことが気になるらしい
でも、それが出来ないから来てもらうんだと説得しながら、母の同意を得ました
このあたりが非常に難しいところかもしれない
ともあれ、デイサービスとヘルパーの継続をお願いして一安心です

今夜は、母の好きなエビフライがあります
大きなフライを食べながら嬉しそう。「おいしいなー」と、今夜も食欲旺盛です
なかなか片づけが進みませんが、寒いし今夜もういいかーと

今夜も冷えます



《11月17日》

日は朝、息子を釣りの場所へ連れて行き、その後は近場を車で走りました
海が凪ってきれいです。海を見るとホットできます
懐かしい場所を見ながらのドライブは快適です。いい天気だし暖かい

近くに住んでる従兄弟のところへ挨拶へ
丁度自家製のミソを出してるところで、頂きました。ラッキー!
同級生、そして以前東京に住んでたので、話が弾んで楽しい時間になりました

お昼に母を連れに戻り3人で昼食を食べました
その後、紅葉を見たくなり国東半島の真ん中にある”両子山”へと走りました
紅葉が綺麗!!真っ赤なもみじが印象的でした

この両子寺は、高校の時に遠足で行った場所。山にも登りました。懐かしい・・・
一人ではないので、あまりゆっくり出来ずに下りました
その後は途中にある”梅園の里”を一寸見て家に戻りました

母は少し疲れたようで、帰宅後ひたすら寝てます
やはりもう無理もないこと。今まで以上に母の疲れは感じとれました
でも、杖がなくてもちゃんと歩けました。まだまだ大丈夫かな

夕食は、息子の釣った小さな魚が食卓に乗りました
孫の物は何でもいい・・の母「おいしいなー」と。笑っちゃいます

今夜も皆で早寝です

《11月18日》

今日は薄曇りの寒い日になりました
母の居場所や他の部屋の片づけをしながら、どうすれば片づくのかとため息
とにかく、動かなくていいように、居場所の周りに山積みです

それを片づけてしまっては、母も困るだろうし、そうかといってこのままでは・・・
箱の中へまとめて入れながら、それでも頭が痛い
机の上がいっぱいだったのが、全部引き払って一応きれいになったものの不安

でも・・・・夕方にはまた机の上がいっぱい。あぁ・・
どうしても、脚が弱ってるからすぐに立てないので、これはもうしょうがないとアキラメ
毎回の事ですが、なんとかしたいのは山々です。でもまぁいいかー

荷物を送る用事があり,運送屋さんまで出かけたものの、とにかく重くて持ち上がらない
どうしようかと思案してたら、丁度出前で来てた方が
「運んで上げようか」と、いとも簡単に運んでくれました。w(゚o゚)w オオー!
故郷の優しさに感激した私でした。何げない親切なのよね〜

今夜も刺身を買って、ご近所から頂いたナスで麻婆ナスを作ると
母が「おいしいなー。これはどうして作るん?」と聞く
日頃あまり食べないブロッコリーも今日はよく食べます。うんうん(^-^)いいこと

今夜は電気がまのタイマーのおさらいをして寝ることに・・

《11月19日》

いつも会う幼なじみが、今回はお祭りの準備で忙しいらしい
でも、その合間を縫ってあおうということになり、4人でファミレスで待ちあわせ
双子の妹も名古屋から帰省中。久しぶりの対面です

懐かしい話しや、友人の話をしながら、あっという間に時間は過ぎて・・・
食事をして「じゃー、またね」といいながら別れました
やはり友人はいいものです。いつも帰省の時は時間を作ってくれる嬉しい友です

午後からは、3人で別府の温泉へ行きます
その前に、時間があるからと別府のロープウエーに乗りに行こうと計画
カーナビがあるので、方向音痴も心配なしです 、(^・^)

1330mの山の上は寒く、長くいられないのですぐに下りることにしました
でも、いい天気だったので景色もよく、別府が一望です

ホテルへ着き、先ずは温泉へ
肌がすべすべして気持ちいい。母も久しぶりの温泉に満足です
食べきれない位の夕食が並びましたが、母はよく食べました

今夜は男子のバレー。母が好きで最後まで見ました

寝る前にもう一度温泉に浸かって・・・お(^o^) や(^O^) す(^^) みぃ(^-^)

《11月20日》

朝食を終えて、しばらく休んで出発です
今日は曇って今にも雨が降りそうなので、あまり寄り道は出来そうにない
何処へ行こうかと思案しながら「宇佐神宮」へ行くことに

カーナビで案内してもらいながら着いた場所。駐車場から本殿まではかなり遠い
階段もあり、母は途中でギブアップ。無理もありません
参拝を済ませて、車へ戻ると雨が降り始め、そのまま帰宅へ

 

宇佐神宮本殿

この2日間で、母も疲れたようなのでそのまま母はこたつで居眠りです
雨は上がったので、私は気になる紅葉を見に走りました
でも、時間も遅く、曇って寒いので、1ヶ所だけにして諦めました

思うように紅葉に走れず、少々消化不良気味が続きますが、これもしょうがない
一人じゃないから・・・と自分に言い聞かせながらの毎日
でも、この時期の帰省はあまり無いから、どうしても気になるのですね

山の中を車で走ってた私の目の前にシカが3頭。突然現れました
野生のシカでしたが、カメラが間に合わず逃げられてしまった。ざんね〜ん!!
しかも、猿も、狸も、イノシシも・・・珍しくない故郷です(笑)

今夜も刺身を頂きながら、母も満足そうです

《11月21日》

今日はやっとフリータイム。私の写真の時間が取れました

行きたかった「富貴寺」の紅葉を見たいので。わくわくしながらでかけました
今回はかーな部で随分助かってます。スイスイです
その途中に岩のきれいな場所があり、そこでおいしい蒸かし饅頭を買って一休み
大きな握り拳ほどのあん入りの饅頭が個で400円。安くておいしい〜

車を走らせながら、何げない場所での紅葉のきれいさ
車を止めながら、何度もカメラに収めましたが、自然の良さを感じました

出発しようにもエンジンがかかりません。こんな場所で、こまった!どうしよう・・・
レンタカーの店へ電話して聞くと・・・私のミス
オートマの初期的なミスでした。ともあれ何ごともなく走り始めてホッ!

富貴寺で、銀杏やマメを売ってるおばあちゃん
タオルを巻いてその笑顔がその様が素敵だったので「写真を撮らせてください」とお願い
タオルをきちんとして、はいポーズ。なかなか素敵でした
お礼にと、先ほど買ったお饅頭を差し上げたら「あんたはいい人じゃなー」と(笑)

楽しみだった富貴寺はイチョウの絨毯にはまだ早く残念でした
でも、素敵なおばあちゃんに出会ってよかった!

次は、長安寺ですが、ここはまったく初めての場所
狭い道を走りやっとたどり着きましたが、ここは今が見頃で本当にきれい
誰も人が居ず、静かな場所での紅葉をしっかりと堪能してきました。来てよかった

そこの寺にあった素敵な言葉

「美人も笑顔を忘れりゃ 5割引  苦労とナスには無駄花がない」

今日は一人で国東半島の山を走りながら、紅葉を楽し婿とが出来満足の私
故郷の今は、本当に静かで山がきれいです

最後の夜の夕食時、息子が「今日で終わりだなー」という
母もなんとなく寂しげでしたが、これもしょうがない
あっという間の1週間、その間にもいろんなことがありましたが、母の用事も済ませ
なんとか一安心できたかなーと思うことに・・・

《11月22日》

今日は、川崎へ戻る日です
いつものように「頭が痛い」という母。いつも私が戻るときには、母の病気が再発
でも、風邪でも無さそうなので、大丈夫と思う

母の居場所を見ると、また以前のように山積みになっています
「掃除しようか」というと「いいから」と母
やはりこの状態が一番ベストなのでしょう。見て見ぬふりです

冷蔵庫の中の物を忘れないようにと、買った日にちと品物を書いて張り
「日にちが過ぎたら処分してよ」と念押しをしましたが、どうかなー

今日は,母の4姉妹が集まるとのことで車で途中まで一緒に出かけることに
あわただしく母を降ろして「気をつけてね」とバイバイ
今回は、母も気が紛れる時間があって、私もホットできました

夕方戻り母へ電話すると、私の幼なじみから電話があり近いうちに来てくれるよう
私の変わりに、友人達が母を見てくれます。嬉しいことです
母のこれからは勿論心配ですが、食欲もある今は転ばなければ大丈夫

今回もあまり大したことは出来ませんでしたが、母の元気な様子を見てほっとでき
故郷の紅葉も見ることが出来、故郷の良さも感じました

また機会を見て帰省したいと思います
”故郷は 遠きにありて思うもの”・・日々故郷を恋しく感じるこの頃です
母がいての故郷・・・そう感じます