突然の母の入院

《8月9日》

6日の日に母が道路に倒れたのを、近所の方が発見。救急車で運ばれたとのこと
その後、叔父・叔母達と連絡を取ってきましたが
ともあれ帰宅して母の様子を見ないと・・・ということで朝の便で帰省

連絡をしていた従姉妹が車で飛行場まで迎え来てくれてました
一緒に昼食を取りながら、母のことを話しました
心配して、病院まで一緒にと言いましたが、先ずは自分で様子を見てからということに

帰宅した私を、コスモスが迎えてくれました
母が植えたコスモスが、庭に大きくなって花が咲き始めていました
それを見て嬉しかった!母に感謝です

昨日、連絡していた叔父が車を借りてくれてました
「置いてあるから」そう電話で連絡を受け、場所へ行くとそこには軽トラが・・・
そうか、マニュアルしか乗れない私に与えられた車は矢っ張りと

でも、車がないと動けない田舎のこと.これは非常に有り難かった
母に必要なタオルその他を準備し、急ぎ車で別府へ向かいましたが、かなり暑い!
高速へ乗る予定もなかったのに、いつの間にか乗ってた私。まぁいいかと車を飛ばした

高速とはいっても車も少なく快適です。軽トラも遠慮無く走れます
降りる場所をひとつ手前で降りてしまい、そこからが方向音痴の悲しさ
気がついたら逆に走っていました。あらら・・・。急ぎUターンして走りましたが、またおかしい
やっぱり道が違ったよう。かなり遠回りして、高速の意味無し(゚◇゚)~ガーン

でも、辛うじて病院には一発で着いた。さすが・・・と自分を褒めました

母のところへ行くと、私を分かったのか?か、あやふやな返事をする
いつものような感激も、喜びもなく、そこにはおむつをした母が横たわっていました
いつものあの母はどこへ・・・なんだか悲しくなりました

主治医に説明を聞くと、「順調に回復はしてます。ただ今日はまだ3日目ですから」
そう言われて「まだまだ元気になれないのはしょうがないか」そう自分に言い聞かせて・・・
また母のところへ行き、ひ孫の写真を見せても、あまり反応無し
ショックでしたが、今日は母が疲れているようなので1時間くらいで戻ることに

帰宅したら、母の妹の叔母達3人が集まって待っててくれました
母が倒れたときから今日までの様子を聞きながら、皆にお世話になったこと
親身にお世話くださったことに感謝しながらのひとときでした

誰もいない実家はやはり寂しく、いつも母が嬉しそうに迎えてくれたことを思い
1人食事をしまがら、いろんなことを思った
「きっと大丈夫」叔母達の言葉を信じよう・・・・・と

《8月10日》

今日もかなり暑い
午後からの面会なので、午前中は家の中の掃除。いつものようにやることは一緒
母がいないだけのこと。母のベッドをたたみ、布団を干して
洗濯しながらの掃除。結構時間がかかり汗びっしょりで午前中かかった

その後一番暑いときに、車で病院へ。高速を使っても1時間半はかかります
今日の高速は順調。時間通りに走れました
別府を走るのも父の入院以来だから10数年ぶりかもしれない

母の投稿文が新聞に載ったと連絡有り、母にその新聞を持っていくことに
今日の母も元気なく、無気力、無感動で一寸寂しかった
でも、新聞の投稿文を見せると、真剣に読みいってました
どんな思いなのか・・・あまり表情は見えませんでしたが、きっと分かってると思う

そして、今日もひ孫の写真を見せながら「早く抱っこしてもらわなくちゃ」そういう私に
「そうじゃなー」と力無く言う母。そのまま消えいりそうな気がした

年老いた母のこと、このまま寝たっきりになるのではと気になったがどうにも出来ない
まだ車いすでの移動らしいがお風呂には入ったという
そこで、少し歩いたのがかなり疲れたようで、あまり言葉もなく終わった

帰宅しながら、いろんなことを思い悲しくなってきましたが
叔母達の「あなたが気弱な顔を見せたら駄目だよ」そう言われたことを思い出し
明日は母にはもっと元気な私を見せようと思いながら・・・

今夜も1人での夕食で寝床についた

母の投稿文

《8月11日》

昨夜「明日行くからね」母の3番目の下の叔母からの電話でしたが
早朝6時半にはもうわが家へ「起きてるかい」と
昨夜あまり眠れなかったので、なかなか起きられず夢ごこちで起きた私に
「朝ご飯持ってきたよ」と叔母がごはんとおかずを並べた

「今日からここに泊まるから」そう言って車も貸してもらうことに
今日は叔母の夫がやはり別府に入院してるので一緒に叔父のところへも行くことに
叔父は午前中がいいと言うことで早めに出かけた

久しぶりに会う叔父もかなり年取ってたなー。もう入院して5年になると言う
入院も辛いと云う叔父に言葉に早く退院してと願ながら・・・

母のところへ行くには時間が早過ぎるため、水族館へ行ってみようということに
お盆休みで人も車も多く、かなりの混雑。そして凄い暑さ
でも、来たからには見ようと中へ。しかし人の頭ばかり。小さな叔母には可愛そうな気が

まだゆっくり見たかったのに、この人混みではと1時間で切り上げた
高崎山も、今日はこの暑さで「止めよう」と見ないで終わった。一寸残念でしたが
一寸ばかり気分転換にはなりました

母のところへ行くと、おむつがはずされてるのにほっとした
でも、まだ車いすでの移動のよう。足の方が気になりながらもどうにも出来ない
母と話しながら、話しがちょっと変な方向へ行くこともあり、叔母と顔を見合わせたり・・・

母も疲れてるようなので、1時間くらいで切り上げることに
病院より必要な物を買ってきて、名前を書き、母に教えたが通じたかな?
今日もあまり元気なかったのが気がかり

今夜は叔母が泊まってくれて一安心。ゆっくり眠れそう
田舎の夜は早いです。10時にはもう寝床の中です。

《8月12日》

今日も叔父のところへ行くために、叔父が好きだというトウモロコシを茹でた
叔母と車で高速に乗り、今日は帰りも高速でと決めた
道も流れもだいぶ分かって、結構ドライブも快適になった。軽自動車で走る高速ですが

叔父は今日も変わらずで、一安心。トウモロコシを美味しそうに食べてました
透析をするのがかなり辛いようで、病気の辛さをひしひしと感じます

その後母のところへ行くと「これからリハビリですよ」
そう言って車いすで出かけた母
叔母と病室で待つこと40分。随分長く感じました

戻った母は、看護婦さんの肩に掴まりながら、少々疲れた顔で歩いてきました
ともあれ歩けることに安堵した叔母と私でした
その後は疲れが酷く、ベッドへ横になったまま話も出来ない状態に

5日ぶりに歩いて、かなりの疲れが見られます
やはりこのままベッドの中だけだと、これ以上の、そして歩けなくなるかも・・・
そんな思いがして、これからも歩くことをして欲しいと願ながら
今日はほとんど話が出来ないままの面会でした。またまた不安も残しつつ

今夜も叔母が泊まってくれます
叔母と話しをしながらの夕食。そのうちにもう1人の叔母がおかずを持って来ました
では一緒に食べようと3人での夕食。賑やかで良かった

《8月13日》

今日はこちらでの最後の日
昨日主治医に会えなかったので、今日の午前中にと言われ、10時に病院へ
主治医の話では、もう頭の傷も回復してるので、あとはリハビリだけ

それならば近くがいいでしょうと、実家の近くの病院を当たってみてくれるという
そうなると叔母達も近くなので来てくれそうで母も安心かも
母がまず峠を越して、回復の兆しがある話しで、先ずはほっとしました

その後母のところで行きましたが、今日は昨日と違い顔色も良く話しもちゃんと通じます
今日もひ孫の写真を見せ「誰の子ども?」って聞くと
ちゃんと「○○ちゃんの子ども。よく似てるね」と言ってくれた

もう、トイレも1人でいってる様子。一安心です
元々元気な母のこと。回復はきっと早いと信じています

やっとここへ来てホット出来た私。なんだか疲れがどっと出たような気がした
母は、倒れた様子は覚えてないようなので
叔母達に聞いたこと、そして今日までの様子をノートにまとめていましたので
それを母に渡し「読めるようになったら読んで」そう言って置いてきました

母が元気になり、自分の今までの様子、そしてお世話になった皆さんのことが
分かってもらえればいいと書きつづっておきました

叔母は今日は、冷蔵庫の中や、その他家の掃除をしてくれる為に家にいてくれた
他の叔母達には病院の帰りに寄って、母の報告を
いい方向へ行ってくれたことの嬉しさで、報告も気持ち良くできたことは良かった

母のこれからはリハビリで頑張って、今までの元気な母に戻ってくれること
それだけを願ながら故郷をあとにしました

ご近所の方にも沢山お世話になり、またこれからもお世話になります
故郷の良さ、改めて実感できた今回の思わぬ帰省でした

また近いうち、母の元へ行かなければいけないと思います。母も高齢ですから
これからの心配がズシリとのしかかってきました・・・・