母と友と故郷】

                              2004年5月1日〜 7日

   

《母のこと》

急に思い立ち主人の運転で帰省に母もビックリの今回の帰省
車も新しくなって2日の試運転。一寸心配もありましたが、無事に故郷へ帰省

【5月2日】

母は、私が帰省すると決まって「お料理を忘れてしまった」と。これは口癖
分かってる私は,早速おみそ汁を作った
その後に掃除をして、母の洗濯を始める。やり甲斐があるーーー(O.O;)(oo;)

車がないと何も買えない田舎のこと
「冷蔵庫に何もない」・・・そういう母の心配で、買い物を兼ねてお昼ごはんを外でと出かけた
母の大好きな「エビ定食」美味しそうにぺろりと食べ
「今日は久しぶりにごはんらしいものを食べて美味しかった!」と言う母
一体日ごろは何を食べてるのかなと夫と笑ってしまった

故郷は魚が豊富
なんでも刺身になります。そして安い。生きのいいぶりを夕食に購入
こりこりして歯ごたえがあり、なんと美味しいこと・・。母が美味しそうに食べてた
夕食で刺身定食のように刺身ばかりを・・・・・

【5月3日】

ご近所で家を建ててる家族が、荷物を置かせてほしいと山のような荷物
その荷物を倉庫へ入れて貰い、そこへカギを夫につけて貰った
「これで安心」そういいながら、母のお人好しにも参ってしまう。
でも、そこがいいところかなと納得しながら・・・

午後はお決まりのゲートボールへ出かけた母
その間に、夫と従姉妹の家へ出かけた。いつものように鯉を眺めながらの団らん
気の置けないこの家は居心地がいい

母をいつも気づかってくれるこの従姉妹夫婦にはいつも感謝
やはりこうして母もいろんな方のお世話になりながら生活していますので
お陰様で今日の元気が有るようです

帰りに近くの小城観音と公園へ行こうと
ここの公園は高いところにあり、故郷の武蔵町が一望できます
近くにありながら始めてきたこの公園。眺めが素晴らしい。改めて感動した私

今夜も又刺身が続きます
美味しそうに食べる母の顔がなによりです。「今日も美味しいなー」と

【5月4日】

午前中は父のお墓参りに行きました
途中にある母の畑にタケノコがあり、それを掘って帰宅。4本の収穫

母は又今日もゲートボール。その間にと
豊後高田の「昭和の町」へ出かけた、車で1時間でした
レトロの町の再現で、懐かしい品々も多く、街並みもレトロ風に。懐かしいミゼットもお目見え
町おこしの一環として頑張ってることに拍手です

帰る途中、以前テレビ放映で拝見した「鬼会」のお面作りしてる工房を見学
国東の様子を懐かしく思い出させる作品でした

買い物をし、今夜も刺身でしたが、母はやはり魚が好きなよう
「刺身が美味しい」そういいながら、今夜は私と半分の缶麦酒を美味しそうに飲んだ
「1人で食べると美味しくないからねー」と満足そう

【5月5日】

暑いくらいの天気。母の布団を干すことに
日ごろなかなか干せないと言う母の布団がほかほかになって気持ちよさそう

母が気になってた、祖父の写真の額を主人が入れ替えた
「男手が必要じゃなー」そういいながらホッとした様子の母でした

午後はお決まりのゲートボールへ
その間に「安国寺」のお寺の見学です。なかなか大きなお寺でした
藁葺きの門が珍しく、その中には鐘が納めてありました。庭も広くあちこちを見学
久しぶりに大きな鯉のぼりが揚がってるのを見てうれしかった!!

買い物へ行ったとき、大きなスズキがありました
主人は、これでにぎり寿司を作ろうと大張り切り。故郷はこれだからいいなー

近くに、綺麗な野草があり人の良さそうなおじさまより2鉢購入
母に言わせたら「どこにでもある花じゃ」だって。まぁいいか。綺麗だから・・・
イワカガミ、山アジサイ、ヒメリンドウです

夜のにぎり寿司は好評でした
母が何個も食べながら「おいしいなー」と。久しぶりに食べたにぎり寿司だったよう
何時もお世話になる方へもお裾分けしました

【5月6日】

今日は滞在最後の日
母にとって何となく落ちつかない日になりそう

午前中は又布団を干した
先日干したときに「久しぶりにほかほかで気持ち良く眠れた」そう言ったので
今日もいい天気でほかほか布団になりました

母の冬物を全部洗濯しようと、あちこちから引っ張り出して大奮闘
何度も選択をしながら、その合間に掃除
母は掃除がなかなかできないと言ってたので、この際徹底してやります

午後になり、母へのストック用の食料品を購入に出かけた
冷凍して暫く困らないようにと
餃子、焼き魚、大好きなエビチリ、唐揚げ・・・
1回分ずつ袋へ入れて冷凍庫へ。これで10日位は持つかなーと思いながら

母は私達が戻る前日は決まって「頭が痛い」と言い出します
これは毎回のこと。でも仕方ないです・・・

夕食後、母が何やら写真を見てます
「何してるの?」そういう私に母が言いました
「お葬式用の写真が若すぎたので、適当な写真を捜しておかないと」と
私が「今捜したのでは、又若くなり過ぎるかもよ」というと笑っていましたが
母なりにこれからの心配をしてるよう。一寸寂しいことですが・・・

こんなことで1週間が過ぎてしまいました

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急な帰省でしたが、今回も母の元気な様子が見られ、良かったと思いました
皆様のおかげで、母も元気に過ごしています。感謝です
これからも母には、もっともっと元気でいてもらわなくちゃ