我流芝の敷き方

    あまりに自己流なので、責任は取れません。責任をとってくれといわれたらいろいろと理由をつけて逃げます。なので、失敗したときはあきらめてください。

 1.準備

砂の搬入

芝生のために土を耕し、大きな石をのぞいていくなんていう地道な作業は私には向きませんので、とりあえず、砂を使います。それも大量の。砂は海の砂は塩分があるのでやめたほうがいいでしょう。私は下地に使うのは山砂を使いました。
私の家で大体2トン車5回位ですね。ということは10トンくらいの砂が家の周りに巻かれたことになります。こうすることで約13cm位の厚さの砂層ができます。砂はトラック一台5000から8000円位だったと思います。「えー、砂だけでいいの?」って私も思います。でもそれでいいのです。いや、もっといい方法はいくらでもありますが、砂と土と肥料を混ぜたりするのって大変じゃありません?お金もかかりますよ。なので私は手を抜いてしまいました。

砂ならし

やっぱりきれいなフラットな芝を作りたいのは私のような手抜き好きでも同じことです。ローラーなどを買う余裕があれば、そういうものを使うのもいいのですが、時間をかければすむ話だったりします。
ある程度フラットになったらとにかく雨が降るのを待ちます。雨が降ったら竹ほうきで掃きならします。そして雨が降るのを待ってまた掃きならします。これを3回以上繰り返してみてください。思いのほかフラットになります。砂だけなのに、ちょっとやそっと人が乗っても大丈夫でしょう?

 2.芝を敷く

芝の購入

やはり手入れの簡単な芝を買った方が結局は芝を楽しめます。西洋芝はベント芝のようにゴルフ場のようなきれいな芝になりますが、私のような南国よりの地域の人には姫高麗芝がいいでしょう。ホームセンターで一番流通しています。芝生を一度に全部買って敷いてもいいのでしょうが、私はそうはしませんでした。休み毎にホームセンターに行って、元気な芝があるときだけ購入して、その都度、買った分をしいていきました。結局、全部しき終わるまでに一年かかりました。でも、そんなスピードでいいのです。一度に芝生の量が増えると、管理しきれなくなります。まずは、無理をせずできる範囲で管理してみてください。

芝の貼り方

私のお勧めは絶対「べた張り」です。隙間を空けることなくきれいにくっつけて張っていくのです。一般的には「すぐにふさがる」からといって2〜3センチ程度間をあけて敷いていきますが、実際にそんなことをすると、芝の間に入れる目土が意外と高いのでむしろ高くつきます。また、この目土が曲者で雨が降ると流れ出てしまいます。そんなことになると本末転倒です。ここで挫折するひとが結構居るという話しを聞きます。とにもかくにも、「べた張り」これです。

目土の処理

芝生を敷いたら、上から目土ということで砂をまきます。私はここでは山砂ではなく川砂を使います。山砂に比べて、目が細かいという印象があります。この時、川砂だけだと流れ出しやすくなるので一番安い土を適量混ぜます。油粕もここで入れておくと芝生が非常に元気になります。これを芝生の上にまきます。私の場合は芝がかなり隠れるほどたっぷりかけます。全部まいたら、竹ほうきで、ならして行きます。できれば芝生の中にスリ込むように、しかもフラットになるようにしてください。

水まき

砂が落ち着いたら、強い水圧のシャワーで水をまいていきます。すると、今まいた砂がどんどんと芝生の間に入っていき、あれよあれよと、芝生が砂の中から顔をだし、砂が消えていきます。「砂はどこに言ったんだろう?」と思いたくなるように砂が無くなっていきます。

掃き出し

芝生をしいたあとで、砂の中にあった比較的大きな石や木などが上にあがってくるので、天気のいい時に竹ホウキでゴミや石を取り除きます。

 3.芝刈り

芝生を敷いて2週間以上たったら、芝を刈り始めます。どんな機器を使って刈っても問題ありません。芝を刈ると横に向かって広がりはじめます。