材料の調達

こんな便利な時代なのに、意外と、物品の調達に苦労するもので、私のところにもどのように入手したのか聞きに来られる人が結構います。私自身調達に苦労しているので、気持ちはよく分かります。昔の方が近くに模型屋などがたくさんあってほしいものが手に入りやすかった気がしていつもさみしい思いをしています。


1.電子はかりの入手1

2.電子はかりの入手2

ドープの入手

4.PICライターの入手

5.ゴムの入手1(TAN)

6.ゴムの入手2(ゴルフボールから)

7.電子部品の入手

8.ガンピ紙(和紙)の入手

9.コイルの入手

10.プロポ(のみ)の入手

11.磁石の入手

12.0.3mmハンダの入手

13.設計図の入手


 

1.電子はかりの入手1

  電子はかりは飛行機の軽量化に非常に効果のあるものです。ただし、0.1g以下を計れる国産のはかりはかなり高価です。しかし、ヤフーオークションなどで出回っている中国製のものは3000円程度で入手することができ、そこそこ動きます。これでもあると非常に便利なのですが、意外と検索できずに購入することが難しいようです。そんなときは、検索のキーワードを「ポケットスケール」として検索してみます。するとそれらしきものがぞろぞろと見つかります。あとは要望に添ったものを買うだけです。

2.電子はかりの入手2

  飛行機を作っているとどうしてもほしくなるものが、この写真の0.01gの単位で計れるハカリでもこれは25000円位してなかなか手が出なかったのです。ふとヤフーオークションで「HL-100」で検索を入れると安く出ていることに気づき、気長に入札していました。で、このハカリを8500円で入手することができました。模型を作る人には十分な精度を発揮します。

ドープの入手

  最近、ドープを入手しようとして、RC専門店に行ってみましたが、なかなか見つかりません。どうやら模型店には無くて当たり前なのが実情のようです。予約注文しようとしたのですが、それすらできないとのこと、全くもってびっくりしました。現在、もっとも流通しているのはエンジンドープという東邦化研工業製のもののようです。これであれば、通信販売ででも何とか手に入れることができます。なんとなく息苦しさを感じているのは私だけでしょうか?しかし、このように今でもちゃんと販売してくれる会社があるだけでもまだいいのかもしれません。
 検索エンジンで「エンジンドープ」といれると通販している会社がでてきます。「クリアドープ」としても出てきません。基本的にどのメーカのクリアドープも成分は酢酸セルロースなので変わらないはずですが、やはり紙の引っ張り具合などでいろいろと違いがあるようです。

4.PICライターの入手

 PICチップは電源が入るとプログラムが自動的に実行されるようになっています。しかし、プログラムを普通のパソコンのようにCDやハードディスクに入れるわけにはいきません。PICにはチップ上にプログラムを焼き付ける場所(プログラムメモリー)があります。ものによっては一回しか書き込めないものもあるし、何度でも書き換えることができるものもあります。いずれにしても、チップにプログラムを書き込むものをPICライターといいます。
 このライターはパソコンとつないで使います。まず、パソコン上で開発ツールを使い、正しいことを確認して、パソコンからライターを経由してチップにプログラムを書き込みます。

 ライターの入手は一般的には秋葉原などのショップで買えます。有名なところでは秋月電子通商さんなどで売っていますが、今回は、このPICを生産しているメーカー(MicroChip)の通販会社で購入しました。PICkit 1というボードなのですが、セール期間だったので、36ドルのところを25ドルで買うことができました。送料が15ドル、消費税が2ドルくらいでした。日本円で4500円くらいでした。
 このボードの特徴はUSB経由で書き込みができるという点です。私が持っているノートパソコンはComポートが無いので非常に便利です。

ということでFedExで届きました。宅急便みたいにトラッキングされているのでどの辺を移動中かおおよそ分かりました。

中身は、ライターボードと二枚のCDとサンプルPICチップが入っていました。MPLAB IDEという統合環境はVer7.0の最新版が入っていました。

5.ゴムの入手1(TAN)

 現在、一番入手しやすい模型飛行機専用ゴムはTAN Super Sportsと呼ばれるもので、私はKOTOBUKI Air Kraftさんから入手しましたが、今は在庫分しか取り扱っていないらしく、入手困難になることが予想されます。

6.ゴムの入手2(ゴルフボールから)

 ゴルフボールの中にはゴム巻きタイプのものがあります。このゴムは非常に良く伸びるので、模型飛行機に利用することができます。ただし、ゴムにシリコンオイルなどを塗らないと切れやすいので注意が必要です。ゴムの取り出し方は結構簡単です。道路やブロックでゴルフボールを擦るとどんどんボールが削れていきます。次第にゴムが見えてきますので、そのまま全体的にゴムが出るまで削れば良いのです。私が子供の時にできていたので、多分誰でも簡単にできると思います。

7.電子部品の入手

 RC用の電子部品は入手の困難なものから容易に買えるものがあります。ありがたいことに入手困難なものについては

toko's Home Pageさんの Indoor airplane world e-shop

RC Indoor e-Slow Flyさんの 部品売ります

で購入することが可能になりました。地方に住んでいると部品を集めるのが大変です。というのは、送料や振り込みにお金がかかって、非常に高価な部品になってしまうからですが、上記のショップは送料を低く抑えてくれているので、非常に助かります。

 大規模ではないですが、大分にも電子部品を売っている店がありまして、そこで手に入るものは、そこで買いますが、そこにないものは

秋月電子通商さん

千石電商さん

の通販でまとめ買いします。

8.ガンピ紙(和紙)の入手

 雁皮紙は意外と容易に入手できます。ただし、高級和紙なので価格が高いです。一枚500から600円程度します。ただし、ガンビにもいろいろな品質があり模型飛行機にあっていて人気のあるのは、紙の温度さんが扱っている紙の様です。

9.コイルの入手

 アクチュエーターに使用する極小コイルはオヤイデ電気商会さんのホームページから発注することができます。0.05mmを300g巻いたものを一つ買いましたが確か3000円位だったと記憶しています。とりあえず、一生買い足す必要は無いと思います。

10.プロポ(のみ)の入手

 プロポは結構高いのでなかなか手を出しにくく、しかも付属している受信機やサーボば赤外線コントロールでは使用しません。ということは、ほしいのはプロポだけです。多くの方がオークションで入手されるようですが、ネットを探していたらプロポだけ売っている店を見つけました。マルサンモケイさんで簡単に新品のプロポが手にはいりました。一番安いのは6チャンネルで3500円からあります。赤外線送信機につなぐDSCケーブルも売っているので一緒に購入することをお勧めします。

11.磁石の入手

 アクチュエーターで使用する磁石はネオジム磁石という強力なものですが、サイズや形状の関係からわざわざ通信販売をしています。私はNeoMagさんで購入しましたが、いろいろな細かい形状が選べて便利です。磁石自体の値段はやすいのですが、送料や振り込み手数料が馬鹿にならず、一度にまとめ買いしています。

12.0.3mmハンダの入手

 これだけ小さいハンダ付けをするには極細のハンダがほしくなります。0.6mmや1.0mmのハンダでも最小の受信機が作製できることは確認していますが、できるだけ軽量で正確なハンダ付けを目指すならば、0.3mm位のものがあると助かります。私自身は幸運にもタダで提供してくださる方がいて、手元に十分あるのですが、MonotaRO.comさんのここで入手できるようです。

13.設計図の入手

 飛行機を自分で作りたい思ったらその設計図を探すか自分で描くかすると思いますが、結構情報を探すのに苦労します。そんなときまず、Google検索でイメージ検索してみてください。意外と機体の三面図や設計図が落ちています。これを元に機体を製作すると簡単かもしれません。