試行錯誤

 飛行機をよりゆっくり、より長く、より高く、そして、より綺麗に飛ばすためには、それなりの研究をしなければ、うまく行きません。この趣味をもってから、1gがいかに重いものであるか知りました。飛べない機体は「飛行機」とはいいません。飛行機は飛んでなんぼのものです。たとえ模型でも飛べるなら立派な飛行機です。


  被覆紙の比較(工事中)


・被覆紙の比較

機体を覆う紙(被膜)の材料について手持ちの材料で調査をします。できるだけ対比しやすいようにサイズを18cm x 12cm = 216cm2にあわせました。

(1)調査した紙、フィルム、シート

種類

透過度

コメント

プラ板 0.3mmのプラステック板。ホントは塩ビで測定したかったけれど、手元にあったので参考まで。
OSフィルム 0.5μmmのポリエステル、室内模型飛行機の翼紙として利用されてる。
エサキティッシュ 白色 ゴム飛行機用翼紙として有名な紙、有色紙もあるが色落ちがあるので注意が必要らしい。
スチレンペーパー0.5mm 塗装した機体の質感が本物のよう。また、軽量に機体が仕上がるので、かなり一般的になってきた。
コピー用紙 いわゆる普通の紙。これを基準に考えれば紙の違いがわかるかも。
なぞの油とり紙もどき 見た目が市販の油とり紙見たいで、軽量でしかもA1サイズで30円くらいと非常に安い値段。
雁皮(ガンピ)紙 ゴム動力スケールモデルの定番和紙。しかし、非常にすばらしい紙であるが、同時に高価。A2サイズで500〜600円。また、いろいろな品質があるので注意。
ペックのレイシー10用翼紙 よく飛ぶピーナッツスケールモデルの定番といえる、ペックポリマーのレイシー10のキットについていた翼紙。
典具帖紙手漉き 紙の目が粗くて使い物にならないといわれる典具帖紙、しかし、紙の向こう側が見えるほど薄く、丈夫また、手漉きの紙は紙の目がいがいと細かく使用に耐え得るかもしれないとひそかに期待。
典具帖紙機械漉き 使い物になるとは思えないが手漉きとの比較のために追加。

(2)被膜の重量

 今後は枠つきで重量を量るために重量を2種類表示しますが、枠自体は同じものではなく、バルサの品質の違いもあるため、参考という形で表示します。

軽い順 種類 被膜のみ 枠付きの重量
OSフィルム 計測不可 0.2g
典具帖紙機械漉き 0.2g 0.6g
典具帖紙手漉き 0.3g 0.7g
なぞの油とり紙もどき 0.3g 0.7g
エサキティッシュ 白色 0.3g 0.7g
ペックのレイシー10用翼紙 0.4g 0.9g
ガンピ紙 0.4g 1.0g
スチレン0.5mm 1.5g -
コピー用紙 1.5g 1.9g
10 プラ板 7.1g -

 

ここまで

(3)被膜の霧吹きによる収縮(非収縮順)

(4)ドープ塗布(収縮順)

(5)白色塗料塗布(不透明度順)

(6)赤色塗料重ね塗布(不透明度順)