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製作記 送信機1

1.プロポを使った送信機(IRTX3-683)
プロポを使って赤外線送信機を作りますが、電波は出しません。プロポがもつトレーナ端子から信号を赤外線送信機で変調して出力します。このとき、基本的にミキシングやトリムなどのプロポの機能が使えるため非常に重宝します。プロポ自身をいじることはありません。強いて言えば、アンテナとクリスタルは不要なので取り外すくらいでしょうか?
今回使用するプロポはフタバのT6EXAという6チャンネルのプロポです。
プロポから信号を一番簡単に取り出す方法は、プロポの裏についているトレーナ端子を使うことです。 この端子にはプロポから電源9.6V、信号線、GNDの線を取り出すことができます。ただし、DSC(ダイレクト・サーボ・コントロール)コード(直接受信機に接続して電波を飛ばさずにサーボの動作確認をするためのものです。)を使う場合、電源線をコネクターを分解してつなぎ直す必要があります。
電源線(赤)がGNDの隣についているので、これをはずします。
そして、この赤い線をGNDの下の真ん中の端子につなぎなおします。このとき、その真ん中の端子は隣の端子とショートさせられているので、このショート部分を分離し、それから電源線を半田付けします。
PICにプログラムを書き込むわけですが、PICKit1というライターを使います。この小さなライターにPICを差し込み、これをUSB経由で接続してライタープログラムを起動します。
画面が光りすぎてよく見えないのでハードコピーをとってみました。 この状態でWrite Deviceを実行することによりPICチップにプログラムを書き込むことができます。
送信機の外観
送信機内部1

 材料や部品、それから回路図はtokoさんの本を参照しながら作りました。本だけでなくtoko's HomePageにも送信機の回路がありますので参考にできます。
送信機の内部2
動作確認
 受光素子から入ってきた信号に伴って信号幅値が変化します。
一度作成が成功したのですが、最近toko's HomePageにて38KHz(バンド1)、56.9KHz(バンド2)の切り替えができる改造方法が公開されたのでやってみました。上面のLEDの場所がいっぱいでスペースがなかったので、右横にスイッチをずらして設置しましたが、とりあえず問題なく動いています。スイッチを下に倒すと38KHzで上に上げると56.9KHzに切り替わります。
改造自体は、スイッチと10KΩの抵抗が各一個必要です。それにPICのプログラムをtokoさんのサイトよりダウンロードして再度書き直しをする必要があります。
実際に動作しているときの写真ですが、人の目には見えない赤外線をつかっているので、何もしていないように見えます。
そこでビデオカメラのナイトモードにしてみました。するとこんなに元気よく光が出ていることがわかります。実際に動いているところを見ると点滅しているのがわかります。
今回使用した部品

PIC16F629-I/P
レギュレータ78L05
トランジスタ 2SC372
FET 2SK2961
抵抗 10Ω
抵抗 4.7KΩ
抵抗 10KΩ
赤色LED
セラミックコンデンサ 0.1μF
タンタルコンデンサ16V33μF
赤外線投光キット SLR932AV-7K
ケース HW1551KG
ユニバーサル基板

 

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