製作記 コイル巻き線装置
1.コイル巻き数カウンターの製作 | |||
アクチュエーターを作るためにはコイルを巻く必要がありますが、何回巻いたかをカウントしなければ正確なアクチュエーターが作成できません。そこでコイル巻きカウンターを作ってみました。この回路図は例によってPICマイコンでつくるインドアプレーンを元にしています。 | |||
4桁表示表示ですので最大9999までカウントできます。前から見るとすっきりとしています。 | |||
後ろの配線は、七セグメントLEDがあるため結構面倒なことになっています。 | |||
カウントは磁石をつけておいて、磁石に吸い付けられたリードスイッチがオン・オフすることで上がっていきます。 | |||
2.コイル巻きスピードコントローラーの製作 | |||
モーターの回転が一定だとコイルを巻くのは大変です。そこで無段階スピードコントローラーも作りました。この原理はPWMというものを利用しているようです。 | |||
部品数もあまり多くなく、これについては1回で動きました。 | |||
配線が汚いけど、気にしない、気にしない。 | |||
もっと定格の大きいモーターを使いたいのですが、まぁ、これでも今のところ問題ありません。実際に巻くときにはトロトロと最小回転に近いスピードで巻きますので。 | |||
手っ取り早く、田宮のギヤボックスを使って作りました。今のところ0.05mmのコイルを作るのにパワーのために切れることはありません。 | |||
3.コイル巻き線装置の組み立て | |||
一つの土台の上にスピードコントローラーと、巻き数カウンター、ギヤボックスをまとめてしまいます。 | |||
この土台に全部載せましょう。 | |||
このようになりました。 | |||
コイルを巻くときに接着剤がくっつかないものを探していたら、戸のレールでストローにぴったりと合うものが見つかりましたのでこれを使用します。 | |||
こちらは、0.05mmの一生で使いきれない300gもあるコイルです。 | |||
4.コイルができるまで | |||
実際にコイルができるまでを追ってみたいと思います。まぁ、素人が撒いているのでつっこみどころ満載でしょうが・・・ | |||
戸車は接着剤などが塗りにくかったので削りました。コイルを挟む部分にはロウを塗って剥離しやすくします。 | |||
この戸車はストーローとキチキチなので二つを一度に通します。 | |||
ほら、こんなに簡単に。なぜか一つずつやるとうまくいかないのです。 | |||
コイルの幅になる分、間を開けます。 | |||
余分なストローを切ります。ちなみにこのストローはスターバックス野茂のです。 | |||
機械に取り付けます。 | |||
芋ねじで留めます。 | |||
このロッドに最初の線をかけて、結びます。 | |||
数回回して、ストローのところまで持って行きます。 | |||
接着剤をつけて巻き取りを開始します。 | |||
あとは、ちょこちょこ調整しながら偏らないように撒いていきます。 | |||
やっと半分巻けました。 | |||
全部で530回巻きました。大体100Ωになるのでここで止めます。 | |||
開始と終了の線をひねりました。 | |||
乾燥したらこのようにはずれます。 | |||
今回はこちらがストローの方が先に取れてしまいました。 | |||
ちょっと力を入れるとポロっと取れます。 | |||
なんだかんだで、いっぺんに9個も巻いてしまいました。 | |||