【コルドバ】 (スペイン)
概要:
スペインのコルドバにあるメスキータは誰もが知る世界遺産です。海外から日本にやって来た訪問客が伏見稲荷の千本鳥居に極東の神秘を感じるように、われわれ日本人はメスキータの無数の柱に心をわしづかみにされるのです。
(画像はメスキータの内部 2012.11)
柱、柱、柱
石造りのローマ橋を渡った先に、高い塀に囲まれてメスキータの建物があります。
メスキータの中に入ったとたん、その光景に圧倒されます。無数の柱、柱、柱。
白と赤のアーチ状の柱が複雑に重なり合って、まるで迷路に迷い込んだようです。
アーチをくぐり、またくぐっているうちに不思議な感覚にとらわれます。
まるでアラビアンナイトの魔法にかかったように。
こんな素晴らしい建物を作った人間の力ってすごい!と思いました。
メスキータとはモスクという意味だそうです。
スペイン中でも、いや世界中でもこんなに魅力的で神秘的なモスクは他にないでしょう。
よく見ると無数の柱は古いものや新しいものが入り混じっており、その装飾も時代によって違いがあります。
きっと長い年月をかけて一本一本立てていったのでしょう。
もしかしたら今もまだ増殖中なのかもしれません。