−第51夜− ディズニーランド・パリ「眠れる森の美女城」
 ディズニーランド・パリは1992年に開業しました。
 開業当時は「ユーロディズニー」という名前でしたが、10年後の2003年に現在の名前に変更されました。
 園のシンボルであるお城はフロリダや東京の「シンデレラ城」ではなく、アナハイムや香港と同じ「眠れる森の美女城」です。
 この「眠れる森の美女城」をテーマにしたフロートペンがありますのでご紹介しましょう。

(1)
(2)
(3)
(4)

 (1)は開業当初の「ユーロディズニー」のものです。
    「眠れる森の美女城」の周りを銀色のグリッターが舞います。
    空高くにティンカーベルがいますが、前景に描かれていてフロートしません。

 (2)は名前が「ディズニーランド・パリ」に変わってからのものです。
    (1)と同じ趣向ですが、「眠れる森の美女城」が大きくなってバレル全体を占めています。
    そして、グリッターが金色になりました。

 (3)はグリッターが無くなりましたが、ティンカーベルがフロートするようになりました。
    「眠れる森の美女城」はほどよい大きさになり、お城に続く道も描かれています。
    フロートペン自体も新型のツイスト&クリックが使われています。

 (4)は一見したところ(1)と同じように見えます。
    しかしよく見ると、何とティンカーベルの向きが左右逆なのです。
    それを見つけた時はハタと膝を打ちましたよ。
    さらにフロートペン自体も更に最新型のC-TOPが使われています。

 いかがですか、こだわりでしょう。
 普通の人は「眠れる森の美女城のペンなんか一本あればよい」と思うところ、コレクターはこんな違いを見つけて集めてしまうのです。

 ところで、他のディズニーランドにもそれぞれお城のペンがあります。

(5)
(6)

 (5)は本家のアナハイムにあるディズニーランドです。
    「眠れる森の美女城」の上空に花火が打ち上げられ、ティンカーベルがフロートします。

 (6)はフロリダのウォルトディズニーワールドのペンですから、お城は「シンデレラ城」です。
    (5)と同じように空に花火が上がって、ティンカーベルがフロートします。

 私が持っているのはこれだけです。
 東京や香港や上海のディズニーランドでお城のフロートペンが作られたかどうかは定かではありません。

(注意事項)
 フロートペンを見ても「眠れる森の美女城」と「シンデレラ城」の違いが分からない、とおっしゃるあなた、ディズニーやEskesenに喧嘩を売ってはいけません。
 「確かに違いがある」と固く信じましょう。


 それではまた明晩