−第42夜− 続々・Eskesenの製品番号
 964(正式にはF14964)およびそのクローム版の965(正式にはF14965)がリリースされてからだいぶ経って、Eskesenは新型のフロートペンをリリースしました。
 新型ペンは984/01(Slanted top)と984/02(Round top)の2種類です。
(984/01)
(984/02)
 共にドイツの業者からの特注品だったそうですが、出来が良かったからなのか正式にEskesenのラインアップに加えることにしたようです。
 恐らくドイツからの特注品の製造番号が984でその1本目と2本目という意味だと思いますが、なぜ970番台をパスしたのか、なぜ981ではなく984なのか、いろいろと謎が残る番号付けですね。
 素直に考えると、製品化されていない特注品や試作品があったということでしょうか。
 こうしてラインアップに加えられた2本のペンですが、製品番号が6桁になった際に、それぞれ、
 984/01 は F14981 に、
 984/02 は F14982 に変更されました。
 あれ? 981や982は欠番ではなかったのですね。

 この、「クリップとトップが一体型」になった製品はその後も派生製品が作られました。
(984/03)
(984/05)
 984/03(Heart top)と984/05(C-top)です。
 984/03(Heart top)はバレンタインデーを意識した製品で、もともと984/04という製品番号だったのですが、なぜか984/03に繰り上がりました。
 それなら、984/05(C-top)はなぜ984/04にならなかったのでしょう、謎です。

 その答えのヒントとして、公開されていない製品番号を持つペンがあります。
(984-09)
 このペンはご覧の通り、ミッキーマウスの頭の形をしています。
 この頭を見ただけで誰でもミッキーを想像しますよね。
 もちろん、ディズニー用として開発され、世界中のディズニーランドなどで販売されています。
 当初はこのペンを984/03(Micky hat)と呼んでいたのですが、さすがにディズニー以外から受注するわけにはいきません。
 そこで984/03の製品番号を(Heart top)に譲り、(Micky hat)は内部的には984-09と呼んでいたそうです。
 それならそれで984-04は何故欠番になったのかという疑問が残りますね。
 製品番号の変更のタイミングが984/05(C-top)がリリースされた後になったのでしょうかね。
 なお、それぞれの製品番号は6桁化の際に、
 984/03 は F14983 に、
 984/05 は F14985 に変更されました。
 ミッキーハットのペンが F14989 と呼ばれているかどうかは不明です。


 それではまた明晩