クリスタルの用語集

クリスタルについては、鉱物学やクリスタル・ワーク(ヒーリング)のいろいろな専門用語が混交して使われています。
クリスタル・ワーク系では、カトリーナ・ラファエルやジェーンアン・ドゥの著作で使われているクリスタルの用語がかなり一般的になってきました。
未読ですが、メロディの"Love Is In The Earth" シリーズ(Earth-Love Publishing House刊)も 欧米では有名で、この著作からの用語も広く使われているそうです。
なお、クリスタル(石)の恩恵にあずかるにあたって、ニューエイジ的な価値観を肯定する必要は まったくありません。石の力は人間の作った思想や宇宙観に関係なくはたらきます。 石を友達のように好きになることができれば、あるいは石に対して真摯に祈ることができれば、 石はきっとこたえてくれます。(^▽^)

(2007/01/21追記)
クリスタル・ワーク系の石の種類に付加価値をつけて、石を不当な高値で販売している業者が多く目に付くようになってきました。
ショップで売られているトライゴーニックの大半は(私の見るかぎり)本物ではないようです。アゼツライト原石についても昔のアゼツライトのクォリティを期待して求めるとがっかりすることになります。ショップの付けた石の名前に踊らされず、自らの心に素直になって石との出会いを楽しんでください。「自分の石」との出会いは、そんな素直な心が導いてくれるように思います。

※営利目的の度重なる無断転載・盗用にたいへん迷惑しています。悪質な場合、掲示板で業者名を公表することがあります。


アース・キーパー(Earth Keeper)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
ニューエイジ的な宇宙観において、地球に生命をもたらした存在が太古の地球に 物質化させたとされる巨大な水晶のこと。複数のアース・キーパーが存在するとされている。 アーサー・C・クラークの『2001年宇宙の旅』に登場するモノリスに相当する 水晶だと考えればよいだろう。

アトランティス(Atlantis)
チャネラーのフランク・アルパーの著作。日本では太陽出版からの翻訳がある。 ニューエイジ系のクリスタル・ワークでは、カートリーナ・ラファエルも ジェーンアン・ドゥも、この本からの影響を強く受けている。 良くも悪くも、きわめてニューエイジ的な本である。この本のイマジナルな部分に 入り込める感性と、選民思想の臭みを嗅ぎ分ける客観性と、トンデモな部分を 見分けることのできる理性が必要だと個人的には思う。

アメシスト(Amethyst)
日本でいう紫水晶のこと。 微量の鉄イオンの含有によって、紫色がでるといわれている。 晶洞の内側に成長することが多いので、小粒のものが多い。 大型のアメシストは比較的稀少品である。
一般にウルグアイ産のアメシストはずんぐりした形の濃い紫色をしたものが多く、ブラジル産は大型で、メキシコ産はやや細長く、ナミビア産は紫色が薄く透明度の高いものが多い。

アメトリン(Ametrin)
アメシストとシトリンの二種類の色がひとつの水晶に現れたものをいう。 ボリビアでのみ産出する。

イシス・クリスタル(Isis Crystal)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
クリスタルのファセットのうちひとつが5角形になっているものをいう。 ただし、どのような5角形でもいいのではなく、左右の対称度が高いものほど エネルギーのバランスがよいとされている。 イシスの形は、女性的なエネルギーを表している。 ふたつの対立するものをひとつに結び合わせる力であるという。

インクルージョン(Inclusion)
クリスタルの内部の含有物のこと。 他の鉱物や水などが含まれていることがある。 クラック(亀裂)もインクルージョンと呼ぶことがある。

ウィンドウ・クリスタル(Window Crystal)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
クリスタルのファセットの正面中央に大きなダイヤ形のフェースが あるもののことをいう。ウィンドウは鉱物学でいうs面(またはx面)のこと。 タイムリンク・クリスタルと似ているが、平行四辺形形ではなくダイヤ形で あることが異なっている。タイムリンクよりも稀少である。 おもに内的な瞑想に使われるクリスタル。

ヴォーゲル(Vogel)
断面が正8角形または正12角形になるようにカットされたクリスタルの棒のこと。 両端も鋭角的な頂点を作るようににカットされている。 密教の独鈷に形が似ている。

ウォリアー・クリスタル、エンパシック・クリスタル(Warrior Crystal, Empathic Crystal)
ファセットにダメージのあるクリスタルのこと。理解と共感を促進してくれるという。 ハートのチャクラに関わる石で、思いやりと援助をもたらすという。

エクストラ・テレストリアル(Extra-terrestrial)
クリスタルの一方の端は通常のシングルポイントだが、もう一方に複数のポイント(マルチ・ターミネーション)があるクリスタルのことをいう。 成長の途中で、何らかの理由で母岩から剥離し、その後、母岩に付着していた側が再結晶を始めるとETになる。 地球外知性や精神とのチャネリングを助けるといわれている。

エレスチャル・クリスタル(Elestial Crystal)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
スケルタル(骸骨)水晶とか、ジャカレー(鰐)水晶とも呼ばれている。 複数のクリスタルの集合体(クラスター)で、通常のクラスターのように 明確に突出したポイントを持たないことが特徴。 表面がゴツゴツした骸骨のような線や模様をもっている。 おもに浄化に関わるクリスタルだといわれている。

カイト(Kite)
ファセット部の6つのフェースの他に存在するごく小さな4角形(または3角形)のフェースのこと。鉱物学では三方錐面(s面)や梯形面(x面)という。 クリスタル・ワーク用語のウィンドウやタイムリンクも鉱物学的にはs面(またはx面)であるが、フェースの大きさによって 区別される。
(図は『鉱物』(益富寿之助著、保育社刊、p.25)より引用)

カクタス水晶(Cactus Quartz)
水晶の一種。中央の石の周りを米粒大の小さな群晶が取り巻いているもの。
南米産のカクタスというトゲのある植物に似ているのでこのように呼ばれている。
スピリット・クォーツと呼ばれることもある。

カテドラル・ライブラリ(Cathedoral Library)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
一見単一のポイントのように見えるが、複数のポイントを持った多くの クリスタルが寄り集まって本体(マザークリスタル)を構成しているものを 指す。 知識や思考に関わるクリスタルだといわれている。

ガーデン・クリスタル(Garden Crystal)
日本では苔入り水晶という。 緑泥石などのインクルージョンのために、クリスタルの内部にあたかも小さな 庭(ガーデン)があるように見える。 庭というよりも小さな世界(小宇宙)といった方がいいかもしれない。

カトリーナ・ラファエル(Katrina Rahpaell)
クリスタル三部作(『クリスタル・エンライトメント』、『クリスタル・ヒーリング』、『クリスタル・トランスミッション』ともに和尚エンタープライズ・ジャパン刊)の著者。 クリスタル・ワーカーでもっとも著名な人物のひとり。
クリスタル・アカデミーの創設者。

カーブド(Carved)
シングルポイントが途中で曲がっているもののこと。 日本では曲がり水晶と呼ばれている。

グラウディング(Grounding)
クリスタルのファセットの正面中央に大きな左右対称の8角形のフェースが あるもののことをいう。 大地のエネルギーを持つといわれている。

クラスター(Cluster)
複数のクリスタルが根元でくっついた集合体のことをいう。 たいていの水晶はクラスターの状態で成長する。

クリスタル・ワーク(Crystal Work)
クリスタルのバイブレーションに同調したり、クリスタルから感じるイメージを拡充することで、ヒーリングや瞑想、グループセッションなどを行うこと。
心身の癒しや自己成長、自然とのつながりの回復などをもたらすことができる。
気功やレイキなどのエネルギーワークと共通した部分も多い。

ゲートウェイ・クリスタル、キー・クリスタル(Gateway Crystal, Key Crystal)
側面に他のクリスタルとの干渉によってできた3角形または6角形のへこみがあるもののことをいう。 隠された秘密の情報へのアクセスを可能にするといわれている。

高温水晶(High Quartz)
ベータ水晶ともいう(通常の水晶はアルファ水晶)。 摂氏577度以上で結晶化した水晶のこと。柱面がほとんどない形状をしている。
(写真の水晶は正確には高温水晶ではないが、形状は同様である)

ジェネレータ・クリスタル(Generator Crystal)
クリア・クォーツのシングルポイントで、柱の断面が正6角形に近く、ファセットの6つの面の大きさがほぼ揃っていて、1点に集まったひとつの頂点を持っているもののこと。

ジェーンアン・ドゥ(ダゥ)(JaneAnn Dow)
『クリスタル・ジャーニー』(和尚エンタープライズ・ジャパン刊)の著者。 クリスタル・ワーカーでもっとも著名な人物のひとり。姓は正確にはダゥと発音するらしい。

ジオード(Geode)
地下の空洞の内側にびっしりと水晶が結晶化し塊となったもの。 日本では晶洞やカマという。アメシストのジオードはたいへんポピュラーである。

シード・クリスタル(Seed Crystal)
フランク・アルパーによると、地球に生命をもたらした存在が太古の地球に 蒔いた特殊なクリスタルだという。 6側面、6面ファセットの完全な対称を保ったDTのクリスタルであるとされている。

シトリン(Citrine)
日本では黄水晶という。 柑橘類のシトリンに似た色なので、このように呼ばれる。

シャーマン・ダウ(Sharman Dow)
内部に白いファントムを持ったダウのこと。

シングル・ポイント(Single Point)
ひとつのみのファセットを持った単独のクリスタルのこと。

人工水晶
人為的に作られた水晶のこと。合成水晶と練り水晶がある。 合成水晶はオートクレーブという圧力容器内の特殊な環境下(350℃、1000気圧以上の水酸化ナトリウム水溶液)で 人工的に結晶化させたもので、自然の水晶と同じようなバイブレーションを出している。 練り水晶は水晶の破片を高温で溶かして固めたもので、基本的にガラスと変わらず、バイブレーションも微弱である。 水晶球の下に一本の髪の毛をおいて上から見ると、二本に見えるものが本物の水晶あるいは合成水晶で、 一本に見えるものは練り水晶(ガラス)だという。ただし、正確には光学的な鑑定が必要になる。
(写真は合成水晶)

スター・ローズ(Star Rose Quartz)
ローズ・クォーツに3本の交差した光の筋があらわれているもののこと。
この光の筋をスター効果(アステリズム)という。
3本の光の筋が交差したスターは、六方晶系の鉱物にしか見られない。 サファイアやルビーも六方晶系鉱物なので同じようなスターを生じるものがある。
六方晶系鉱物は、結晶構造が4つの軸にそって対称になっている。 4つの軸とは、垂直軸(中心軸)と垂直軸に垂直に交わる3本の水平軸で、水平軸はお互いに60度の角度で交差している。スターはこの3本の水平軸の方向に沿って内包されている微小なルチル(酸化チタン)が光に反射したものである。

スーパー・セブン(Super Seven)
クリスタル研究家のメロディ氏が名づけた水晶の一種。"Melody's stone"とも呼ばれる。
サイキックな能力を促進する石だといわれており、次の7つの種類の石を同時に含むものをいう。
クリア・クォーツ、ルチル・クォーツ、スモーキー・クォーツ、アメシスト、レピドクロサイト(Lepidocrosite)、針鉄鉱(Goethite)、カコクセン石(Cacoxenite)。
ブラジルのEspirito do Santoという場所でのみ見つかっている。

スピリット・クォーツ(Spirit Quartz)
カクタス水晶のこと。

スフィア(Sphere)
球状に研磨されたクリスタルのこと。

スモーキー・クォーツ(Smoky Quartz)
日本でいう煙水晶のこと。 アルミニウム・イオンによって、黒色や茶色の色が出るといわれている。 人工的に放射線を照射して、色を出しているものもあるが、このような ものは根元だけが白っぽくなっている。

セプター・クリスタル(Scepter Crystal)
セプターとは王笏(王が持つ杖)のこと。 松茸形のクリスタルで、日本は松茸水晶といわれている。

セルフヒールド・クリスタル(Self-healed Crystal)
ダメージを受けた欠損部が再結晶化により、自己治癒しているもの。

ソウルメイト・ツイン(Soul-Mate Twin)
ほぼ同じ長さのふたつのクリスタルが柱面で平行にくっついているもの。 タントリック・ツインの中の特別なもの。

タイムリンク・クリスタル(Timelink Crystal)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
クリスタルのファセットの正面中央に大きな平行四辺形のフェースが あるもののことをいう。平行四辺形のフェースは鉱物学でいうs面(またはx面)のこと。ウィンドウ・クリスタルと似ているが、ダイヤ形ではなく平行四辺形で あるとことが異なっている。 平行四辺形が正面中央の右寄りにあるものをフューチャー・タイムリンク、 左寄りにあるものをパスト・タイムリンクという。 過去や未来、永遠といった時間について瞑想するのに向いたクリスタルだと いわれている。

ダウ・クリスタル、タオ(Dow Crystal, Tao)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
ジェーンアン・ドゥ(JaneAnn Dow)の名前にちなんでダウと命名された。 クリスタルのファセットが、7角形と3角形が交互に現れる構成で 形作られているものをいう。タオとも呼ばれる。 水晶のファセットは通常6面で構成されるため、ダウクリスタルは7・3・7・ 3・7・3(角形)の構成になっている。 トランスミッターとチャネリングの両方の性質を併せ持つともいわれている。 鉱物学的には、通常7角形の面の方が大きくr面といい、3角形の面をz面という。 なお、ポリッシュのダウは容易に変造が可能なので価値が低い。

ダブル・ターミネーテッド・クリスタル、DT(Double-terminated Crystal)
日本では両錐という。 通常のクリスタルは母岩にくっついて成長するため、一方の先端にしかファセットが ない(シングル・ターミネーション)が、ときどき両端にファセットのあるものが存在する。 これをダブル・ターミネーテッド・クリスタル、またはダブル・ターミネーションと呼ぶ。

タビュラー・クリスタル、タビー(Tabular Crystal, Tabby)
ファセットの頂点がマイナスドライバーのような形になっているクリスタルで、タビーとも呼ばれる。 クォーツでいうと、柱面の特定の向かい合った二面のみが大きく発達しており、平べったい形になっているものが多い。

ダルネゴルスク(Dal'negorsk)
ロシア沿海州の一地方。
様々な種類のユニークな鉱物が産出することで近年有名になった。

タントリック・ツイン(Tantric Twin)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
それぞれがファセットを持ったふたつのポイントが柱面でくっついている クリスタルのことをいう。 パートナーとの間に流れるエネルギーの融和を象徴するクリスタルだと いわれている。 パートナーとの間に新しい関係を築こうとするとき、示唆を与えてくれる石だという。

チャネリング・クリスタル(Channeling Crystal)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
クリスタルのファセットの一番大きなフェースが7角形をしており、 そのちょうど裏側に3角形のフェースがあるもののことをいう。 内的な探求を意味するクリスタル。 女性的な性質を持つクリスタルであるともいわれている。

デヴィック・テンプル(Devic Temple)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
形状的には明確な定義はない。 デーヴァ(精霊)が宿るクリスタルだといわれている。 日本的にいうと、神仏の依代になるようなクリスタルのこと。

ドゥルージー・クリスタル(Drusy Crystal)
クリスタルの上に水晶の微小結晶が砂糖菓子をまぶしたようにのったもののことをいう。
水晶の微小結晶が米粒ぐらいの大きさになったものはカクタスという。

ドフィーネ式双晶(Dauphine Law Twin Crystal)
一見ひとつの水晶に見えるが、実はふたつの水晶が相互に貫入し合ってできた 双晶(貫入双晶)。 右水晶同士、左水晶同士の相互貫入によるふたつの種類がある。 6つの各柱面に右のみ(あるいは左のみ)の梯形面(x面)が現れることが多い。
(画像は右水晶のドフィーネ式双晶。『鉱物』(益富寿之助著、保育社刊、p.25)より引用)

トライゴーニック(Trigonic Crystal)
レコード・キーパーの3角形のマークとよく似ているが、トライゴーニックの 3角形はファセットに上向き△と下向き▽の両方向に現れる。たいへん珍しく、きわめてパワフルなクォーツ。
ジェーンアンの『クリスタル・ジャーニー』には次のような説明が見られる。
 ・逆三角形はクレヴァスのように(鋭く深く)刻まれていること。
  (つまり逆三角形は単なる蝕像ではないということ)
 ・逆三角形のそれぞれが次のものと重なって、波のような模様が描かれていること。
 ・逆三角形は緻密な鎖状の連鎖を形成していること。
余談だが、鉱物学的には、水晶が成長した後に、新たに酸やアルカリを含んだ熱水に触れることで、表面に逆3角形状の 蝕像が生じる事例が知られている。このタイプの逆三角形はトライゴーニックではない。

トランスミッター・クリスタル(Transmitter Crystal)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
クリスタルのファセットの中央に3角形のフェースがあり、 その両横に左右対称な7角形のフェースが位置しているもののことを いう。 他者や内界とのコミュニケーションに関わるクリスタル。 男性的な性質を持つクリスタルであるともいわれている。

ドルフィン・クリスタル(Dolphin Crystal)
クリスタルの側面により小型のクリスタルがくっつているもの。

ニードル・クリスタル(Needle Crystal)
長く透明で針のように極端に細いクリスタル。レーザーよりも細いものをいう。

日本式双晶(Japanese Law Twin Quartz)
ふたつの水晶が特定の角度(84°33′)で接合しているもの(接合双晶)。 明治時代に日本で多く産出したため、日本式双晶と呼ばれるようになった。

ネガティブ・クリスタル(Negative Crystal)
日本では負晶という。 本体のクリスタルの中にクリスタルの形をした空洞が現れているものをいう。 クリスタルの中に小さなクリスタルが含まれているマニフェステーションのことではない。 一部のショップが、マニフェステーション・クリスタルをネガティブ・クリスタルと して売っているが間違い。

バイブレーション(Vibration)
水晶などの石は強いバイブレーション(波動、気)を出している。
バイブレーションとして感じられるものは、微弱電流や微少な電磁波、遠赤外線、熱などのエネルギーが複合したものであるらしい。このような感覚は気感と呼ばれている。
ふだん見逃している微弱な身体感覚に注意を向ければ、バイブレーションを感じることができるようになる。 たいていの人は練習すれば感じられるようになるので、けっして特別な能力(超能力)ではない。
気感が繊細になれば、石だけでなくすべてのものがバイブレーションを出していることがわかる。
バイブレーションで大切なものは強さではなく性質である。

バーナクル(Barnacle)
本体のクリスタルに複数の小さなクリスタルが付着しているものをいう。 家族やグループの問題に関わるクリスタルで、グループにおける調和と信頼感の回復を促してくれるという。

ファセット(Facet)
クリスタルの先端部のこと。 水晶では6面で構成されていることが多い。クリスタル・ワークではファセットの 形状によって、いろいろなクリスタルに分類されており、欠けのないものが好まれる。 鉱物学ではファセットのことを錐面といい、大きい錐面をr面、小さい錐面をz面という。 画像のs面(三方錐面)、x面(梯形面)は現れないことが多い。
(画像は右水晶の模式図。『鉱物』(益富寿之助著、保育社刊、p.25)より引用)

ファーデン・クリスタル(Farden Crystal)
クリスタルに白い線が入っているもの、ドイツ語で糸をファーデンというので この名前がついている。 複数のクリスタルが平行に接合した平行連晶のものが多い。

ファントム(Phantoms)
日本では山入水晶と呼ばれている。 いったん成長が止まっていたクリスタルが再度成長を始めると、クリスタルの 内部に木の年輪のように山形の模様ができる。 これをファントムという。

ブラジル式双晶(Brazil Law Twin Quartz)
一見ひとつの水晶に見えるが、実はふたつの水晶が相互に貫入し合ってできた 双晶(貫入双晶)。右水晶と左水晶の相互貫入によってできる。 ひとつおきの3つの柱面に右左ふたつのの梯形面(x面)が現れることが多い。
低温の熱水脈で生じる小粒のアメシストにブラジル式双晶が見られることが多い。
(図は『鉱物』(益富寿之助著、保育社刊、p.25)より引用)

ブランドバーグ(Brandberg)
アフリカのナミビアにあるブランドバーグ山脈のこと。
ユニークな鉱物が産出することでよく知られている。ブランドバーグ・アメシストはたいへん美しいことで有名。
市場では、隣にあるゴボボセバージ山脈で産出する石もブランドバーグ産として売られている。

ブリッジ、ペネトレーター(Bridge, Penetrator)
本体のクリスタルにそれより小さなクリスタルが完全に貫通しているものをいう。 内的な世界への架け橋をもたらすクリスタルだといわれている。 ペネトレーター(貫通クリスタル)とも呼ばれる。

ボージー・ストーン(Boji Stone)
アメリカ・カンザス州のネイティブアメリカン・ワイティゴ族の聖地で採掘される石。
表面がデコボコした男性石と滑らかな女性石のふたつがあり、ペアでクリスタル・ワークに使われる。
鉱物学的には古代の海洋生物の化石に黄鉄鉱が仮晶したものだといわれている。

ポリッシュ(Polished)
表面を人工的に研磨されたクリスタルのこと。

マーカバ・クリスタル(Merkaba Crystal)
カバラのマーカバ(ダビデの星、六芒星)の形にカットされたクリスタル。 平面的なマーカバと三次元的なマーカバの2種類がある。 三次元六芒星は、ゴールデン・トライアドとも呼ばれる。 マーカバとは男性原理と女性原理の統合のシンボルであるという。 なお、マーカバ(メルカバー)は旧約聖書のエゼキエル書に由来する。

マニフェステーション(Manifestation)
本体のクリスタルの内部に小さなクリスタルが完全に閉じこめられているものをいう。 創造性の発揮、自らに対する尊重、トラウマから孤独になった人への援助をもたらすといわれている。

マーリン・クリスタル(Merlin Crystal)
水晶の場合、ファセットの6面がほぼ同じ大きさの均整のとれた二等辺三角形になっているもの。 非常に強いエネルギーを持つ、瞑想とチャネリングに向いた石だといわれている。
鉱物学的な立場から見ると、r面とz面の大きさが等しくなる水晶はドフィーネ式双晶やブラジル式双晶が多い。

水入り水晶(Enhydoro Quartz)
水晶の中に水が閉じ込められたもの。内部の気泡が動くため、水入りであることがわかる。
内部の気泡は通常の大気ではなく、水が気化したもの。 水入り水晶を熱していき、気泡がなくなるときがその水晶ができたときの温度だといわれている。

メタモルフォーゼス(Metamorphosis)
ミルキークォーツの一種で、カルピスのような透明感のある白っぽい色をしている。
ブラジルのディアマンティーナで採掘される。
クリスタル研究家のメロディ氏が、意識の変容を促す石としてメタモルフォーゼス(変容)と名づけた。

メロディ(Melody)
クリスタル研究家。"Love Is In The Earth"シリーズ(Earth-Love Publishing House刊)の著者。
邦訳は現在のところ『BRIGHTNESS―地中の宝物』(ぶなのもり刊)のみ。
クリスタル・ワーカーでもっとも著名な人物のひとり。

面角一定の法則
すべての鉱物において、互いに接する二つの結晶面が一定の角度になることをいう。
発見者はデンマークのニコラス・ステノ。
水晶の場合、柱面と柱面の角度は120度、錐面と錐面の角度は133度44分である。
ポリッシュのダウの面角度を分度器で測れば、本物か変造物かがすぐにわかる。

ライトニング・クリスタル(Lightning Crystal)
落雷を受けたクリスタルのこと。 特有の傷があるので見分けることができる。

ライトハンド・クリスタル(Right handed Crystal)
メインフェースの右下にカイト(s面、またはx面)のあるクリスタル。 鉱物学的には右水晶という。
結晶構造的には、形態から付けられた右水晶という名称とは反対の左巻きのスパイラル構造になっている。
(図は『鉱物』(益富寿之助著、保育社刊、p.25)より引用)

ルチル・クォーツ(Rutile Quartz)
日本では針入水晶、草入水晶、金紅石などと呼ばれている。 内部に針状の金属含有物が含まれている水晶のことをいう。 シングル・ポイント状の自然石はあまり流通せず、たいていはポリッシュである。

レインボー・クリスタル(Rainbow Crystal)
クリスタル内部のクラックによって、虹がでているもの。

レコード・キーパー(Record Keeper)
表面に上向き△の3角形のマークがついているクリスタルのことをいう。レコーダーとも呼ばれる。
鉱物学的には、成長丘や蝕像(食像)のことをいう。
成長丘とは、結晶の成長点のことで、凸状の平たい3角形として現れる。
蝕像とは、酸やアルカリの含まれた熱水によって、表面が侵食されたときにできる、3角形の マークのことで通常は凹状であることが多い。フッ化水素酸の水溶液に浸すことでも人工的に作ることができる。
ニューエイジ的な宇宙観では、アトランティスの情報が記されているといわれている。

レーザー・ワンド(Laser Wand)
K.ラファエルによるマスター・クリスタルのうちのひとつ。
先端が先細りになった棒状のクリスタル。 先端部にエネルギーが集中しており、エネルギーをレーザービームのように収束させて 投射することができるという。

レフトハンド・クリスタル(Left Handed Crystal)
メインフェースの左下にカイト(s面、またはx面)のあるクリスタル。 鉱物学的には左水晶という。
結晶構造的には、形態から付けられた左水晶という名称とは反対の右巻きのスパイラル構造になっている。
(図は『鉱物』(益富寿之助著、保育社刊、p.25)より引用)

レムリアン・シード・クリスタル(Lemurian Seed Crystal)
K.ラファエルによるマスタークリスタルのひとつ。 The Crystal Buzz International Newsletterで言及されている。
1999年の終わりから2000年のはじめ頃にブラジルで見つかったと伝えられている。 通常、水晶はクラスターとして、複数のポイントがくっついた状態で 掘り出されるが、最初のレムリアン・シードはクラスターから切り 離された単独の状態で見つかったとのこと。 ニューエイジ的な宇宙観では、レムリアの情報が記されているといわれている。 レムリアン・シードには、次のような特徴がある。
 ・ブラジルのミナスジェラス州近辺に産する。
 ・表面が曇りガラスのように曇っている。
 ・透明であるがややピンク色をしている。
 ・6つの柱面のうち、ひとつおきの3面にバーコード状の成長線(レムリアン・リッジという)が入っている。

ロシレム(Russi Lem)
ジェーンアン・ドゥによるマスタークリスタルのひとつ。 彼女が解説した文書がある。
2002年の春頃からアメリカの市場に出回り始めた。 ロシアのウラル地方で産出する水晶で、数度に渡る地殻変動を経てきためだと推測されるが、大半が大きな損傷を受けている。一般的な特徴は下記のとおり。
 ・ロシアのウラル地方にあるブルー・エンジェルと呼ばれる地域で産出する。
 ・基本は無色透明の水晶だが、表面が古びた傷でいたんでいるため白っぽく見える。
 ・大きな損傷を受けているものが多く、ファセットとすべての柱面が残っているものは比較的稀。
 ・ファセットに無数のレコードキーパーを持つものが多い。
 ・柱面の6面すべてにバーコード状の成長線を持つものが多い。
 ・セルフヒールドしているものが多く、ファセットの反対端がマルチ・ターミネーションになっているものも見られる。
ブルー・エンジェルでは、ロシレム以外の水晶も産出しており、この地で産出する水晶すべてを総称して、ロシアン・クォーツと呼ぶ。また、ロシレムの中でもメタフィジカルな意味で特別なものをセイクリッド・スクライブ(Sacred Scribes)と呼ぶ場合がある。ロシアン・クォーツ、ロシレム、セイクリッド・スクライブの関係については、この図を参照のこと。
ただし、市場ではいろいろな解釈があるので、この説明のかぎりではない。
ロシアンレムリアン(TM)とセイクリッドスクライブス(TM)という商品名はアメリカのCrystal Cave社の登録商標となっている。当HPではCrystal Cave社以外で販売されたものを含めて、ロシレムと総称する。

ローズ・クオーツ(Rose Quartz)
日本でいう紅石英のこと。 内部に微小なルチル(金属の結晶)が含まれるために紅色が出るといわれている。 シングル・ポイント状の自然石はたいへん希で、たいていはポリッシュである。


2001/12/23作成 2003/8/10更新

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