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【 アジャイル型開発/ムーンショット型開発 】 | |||
革断的なプラント設計システム「空間自動設計システム」を実装 | |||
千代田とArentは数年に渡り、プラントの空間設計の効率化の実現に向けて、千代田が持つプラントエンジニアリングの経験、プラント空間設計の基本思想と、Arentが持つCAD技術、最適化技術とを融合させながら空間設計の効率化を目的としたシステムのアジャイルな開発を進めてきました。 その結果、プラントの基本設計業務のうち空間設計に掛かる工数の80%程度を削減し、今までの約5倍の速度で三次元モデル作成が可能となる革新的なプラント設計ツール「空間自動設計システム(プロダクト名:Plants Stream )」を実装できたことを確認しました。【千代田化工HP 2020年9月7日】 | |||
●ソフトウェア開発を取り巻く環境は日々進化していますが、つねに効率の良い開発プロセスが課題となっています。●システム開発の手法には、代表的なもので「ウォーターフォール型開発」、「プロトタイピング型開発」、「アジャイル型開発」、「スパイラル型開発」等があります。●「ウォーターフォール型開発」は、最も一般的に利用されている手法で、要件定義や、外部設計、内部設計、といった工程を、上流工程から下流工程へ順におこなっていくことに特徴があります。●「プロトタイピング型開発」は、実際に使えるシステムを早い段階で完成させて、そこから修正点などに対応していくという手法です。 ![]() ★アジャイル型開発 ●アジャイル(Agile)とは、「素早い」「機敏な」「頭の回転が速い」という意味です。●アジャイル開発では、チームを組んで「要件定義→設計→開発→テスト→リリース(運用)」といった開発工程を、1つの機能を単位とした小さいサイクルで繰り返します。●このような小さいサイクルを繰り返すことで、個々の機能の開発が独立して完結するため、開発期間中の仕様変更の発生に強く、リスクを最小化させることが可能です。●この小さなサイクルの繰り返しを、アジャイル開発では「イテレーション(反復)」と呼んでいます。 ●アジャイル型開発のメリットは、不具合が発覚した際に戻る工数が少ないことです。従来のウォーターフォール開発の場合には、最初に決定した設計・計画を重視するため、トラブルの発生箇所によっては戻る工数が大きく、時間やコストが膨大に膨らむ可能性がありました。しかし、アジャイル開発の場合は、小さな単位で計画から設計、実装、テストを繰り返しているため、テストで問題が発生してもひとつイテレーション内を戻る分の工数で済みます。●また、計画段階で綿密な仕様を決めないため、開発途中でユーザーとコミュニケーションを取りながらフィードバックを行い、確認をしながら進められます。仕様変更や追加に対応可能なので、ユーザーのニーズに最大限応えることができ、高い満足度が得られる点もメリットです。
★ムーンショット型開発 ●「ムーンショット型研究開発事業」は、破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発を推進する新たな事業の事です。●元々は、1962年、テキサス州ヒューストンにおいてケネディ大統領は60年代のうちに人類を月に送るという、有名な演説に因んだものです。 ![]() ●現在、日本が直面している超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対して、野心的なムーンショット目標を国が設定しています。●2050年まで人が「身体」「脳」「空間」「時間」の制約から解放された社会を実現を目指しています。 目標1 : 人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現 目標2 : 超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現 目標3 : AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現 目標4 : 地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現 目標5 : 未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出 目標6 : 経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現 |