院長紹介

ヒューマンアニマルボンド
Human Animal Bond (HAB)・・・

バイオフィリア(生命への愛) ・・・

  「人間と動物との絆」が持つ価値が、今改めて見直されています。
近年、人と動物とが共存し互いに触れ合うなかで生まれてくる、精神的・身体的相互作用を解明するために、獣医学、精神医学、臨床心理学など、多様な科学分野で、各分野間の境界を超えた研究が進められつつある、新しい科学領域です。
これまでの研究過程で、人と動物とのふれあいが、「子供たちの精神の発達に不可欠」であることや、人の医療や福祉に効をもたらす事などが、解明されています。
さらに、人と動物の関係が、双方にとって、精神的にも、肉体的にも、様々な面で、良い効果をもたらすことが、科学的に明らかにされつつあります。
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 私たちには、生命もしくは、生命に似た過程に対して関心を抱く内的傾向がある、と言われています。
こうした内的傾向のことを、「バイオフィリア(生命への愛)」と言い、私たちの自覚されていない部分で、精神的な核になっています。
以上はちょっと難しいことを言っているように思われるかもしれませんが、私たちが医療業務にあたる際の理念の核となる大切な部分です。
私達は、単に動物たちの怪我や病気の手当てをするのではありません。
動物たちを治療するのは、飼い主を始めとする人間の、動物を無視した自分勝手な思いだけのためではなく、治療行為の根本には、同じ動物としての本能に根ざした意義があるのだ、ということを、知っていただきたいと思っています。
 また、ペットたちが元気で可愛い姿でいてくれることで、私たち自身も日々元気をもらっている、ということに対する感謝の気持ちが、私たちの治療活動のは背景にはあります。
こうした考えを、飼い主の皆さんと共有しながら、人と動物お互いにとって楽しい生活を支える手助けをしてゆきたい、と考えております。

院長  穴澤 秀明  


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