○初段になられた方へ
初段に昇格し、雅号と雅印も頂いて、胸を躍らせながら条幅に挑戦した方、
いかがでしたでしょうか。想像していたよりも難しかったでしょうか? でも
半紙と違って、大きい作品は楽しかったのではありませんか?
やっと書き上げ、提出しました。合格するでしょうか? 来月号が届くのを、
ドキドキしながら待ちます。清風誌が届く、まず成績表欄を見ます。◎がついて
いましたか? ついていないでしょう。がっかりしてはいけません。
清風会の審査の仕方を、チラリと発表しましょう。
段位になると、級位のときのように簡単には昇段しません。まず、3回連続し
て検定作品を提出して、初めて審査を受ける資格ができます。出したり休んだり
していては、いつまでも審査は受けられません。休まないことが肝心です。
3回連続して出品した作品は、全員合格するかというと、そうは行きません。
その月にもよりますが、先ず何割かというところでしょう。不合格だったら、次
の月に賭けましょう。連続出品数が多いほど、優先されますから、諦めずに出品
しましょう。
初段で合格するには、
(1)先ず、誤字がないこと
(2)雅印が正しく捺してあること
(3)全体の配置が整っていること
です。書き上げたら、よく見直しましょう。
○毎年1月に、東京上野公園の東京都美術館で開催される新興書道展に、
全国学生展が併催されています。
幼児から高校生まで出品でき、毎日新聞社賞をはじめ沢山の賞と、賞品が用意
されています。学年別に審査されますから、低学年だから、よい賞がもらえない
ということはありません。皆さん、奮って出品しましょう。
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