○初段になられた方へ 研鑽の甲斐あって、初段に昇格され、雅号を取得された方、おめでとうござい ます。ただ、そこで足踏みされる方が多いのはまことに残念です。 課題が半紙の時とは違って、用紙が大きくなり、文字数も多くなるので、教室 で先輩の作品や書き振りを見ていた方はともかく、通信の方などは、見当もつか ず、途方にくれる方もあると思います。 思い切って作品を提出してみても、一回・二回、不合格になると「もう駄目だ」 と思ってしまうのではないでしょうか。 初段以上は級位の時のように簡単には昇段しません。何度も挑戦することが大 切です。書道の上達は積み重ねですから一回休むと、もとへ戻ってしまいます。 今月は出来が悪いので、どうせ合格しないだろうから休もう、と思うのが一番い けません。来月のために、とにかく提出することです。 通信の方は、かならず添削を受けましょう。我流では上達は望めません。検定 作品を提出する前に、一度添削を受けるのがベストです。 ○9月の審査では、十段及び師範一位以上の特別昇格審査を行います。