PHPで登録画面を作るには
PHPの応用では、登録画面や検索画面などの具体的なWebアプリケーションの作成方法を説明します。各要素は単純なものばかりですが、多くの場合、Webアプリケーションはこうした基本的な内容から構成されています。必要な項目を参考にチャレンジしてみてください。
登録処理は入力用フォームを表示する画面と、フォームの内容を受け取って実際にデータベースにデータを登録するスクリプトから成り立ちます。ここでは、入力用フォームの画面をtouroku.html、登録用スクリプトをtouroku.phpとして作成します。
まずはじめに、データを登録するテーブルを作成します。今回使用するテーブルは、次のような簡単な構造のテーブルとします。
フィールド名 型 説明id int(オートインクリメント型) ID番号 name varchar(20) 名前 age int 年齢 テーブル名はtsumiki_tblとして、主キーをidとします。idはオートインクリメント型で自動的に連番が振られるようにします。
このテーブルをSQL文で作成します。
次にデータの入力画面を作成します。idは自動的にデータベースで連番を割り振らせるため、入力項目は名前(name)と年齢(age)のみになります。名前と年齢を入力するフォームを次のようなHTMLで作成します。
touroku.html
名前にはnm、年齢にはageという変数名を付けて、登録スクリプト(touroku.php)に送信するようにします。
最後にフォームから送られた内容をデータベースに登録するスクリプトを作成します。
touroku.php
登録スクリプトは、フォームから送られてきた変数nmとageをもとにINSERT文を作成し、データベースへの登録を行います。idはオートインクリメントぁ他で自動的に割り振られるため、INSERT文では省略しています。
それでは、実際に登録を行ってみましょう。ブラウザから作成したtouroku.htmlにアクセスしてみます。
1. 名前には「鈴木」、年齢には「25」と入力してみましょう。
2. [登録]ボタンをクリックして登録を行います。
登録が完了しました。
次に、実際にデータベースに登録されているかを確認します。mysqlなどのSQLクライアントで次のSQLを実行して、tsumiki_tblの内容を確認します。
tsumiki_tblの内容
id name age 1 鈴木 25登録スクリプトにより実際にデータベースにデータが登録されました。
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