ASPを使ったWebアプリケーション

■ ASP

ASPはHTMLの中に埋め込んで使います。埋め込む方法は簡単で、<% %>というタグの間にASPのコードを書くだけです。ASPを埋め込んだHTMLファイルは、拡張子を「.asp」にします。

たとえば、ASPでは文字をHTMLに出力するのに「Response.Write」という関数を使いますが、次のように書きます。

<%
Response.Write "ASP"
%>

ここで出力されたASPという文字列がブラウザに出力されます。

■ ASPでデータベースを使う

ASPでMySQLと連携するには、ADO(Active Database Object)というコンポーネントを使います。例えば、DBに接続するには「ADODB.Connection」というオブジェクトを使って次のように書きます。

<%
Set Con = Sercer.CreateObject ( "ADODB.Connection" )
Con.Open "DSN名"
%>

ADOではDBへの接続にはODBCソースを使います。「データベースのODBC登録」を参考にして、予めODBCデータソースを作成して置いてください。このコードが実際にうまくいくとMySQLに接続されるはずです。

■ 例

実際にデータベースからデータを引っ張り出して表示するASPスクリプトの例です。

base.asp

<html>
<body>

<%
On Error Resume Next

Dim DB, CMD, RS

//データベースに接続
Set DB = Server.CreateObject ( "ADODB.Connection" )
DB.Open "mysql-list"
If Err.number <> 0 then
Response.Write "接続エラー"
Response.End
End If

//SELECT文を実行
Set CMD = ServerCreateObject ( "ADODB.Connection ")
CMD.Active.Connection
CMD.Command.Text = "select id, name for from test_tbl"
If Err.number <> 0 then
Response.Write "SQL実行エラー"
Response.End
End If

//検索した結果を全部表示
Do Until RS.EOF
Response.Write "id =" & RS(0)
Response.Write "name =" & RS(1)
Response.Write <BR>"
RS.MoveNext
If Err.number <> 0 then
Response.Write "次データ取得エラー"
Response.End
End If
Loop

//データベースを切断
RS.Close
DB.Close
Set CMD = nothing
Set RS = nothing
Set DB = nothing

</body>
</html>

データベースを使ったアプリケーションでは、通常、@データベースへの接続 ASQLの実行 B結果表示 Cデータベースとの切断 という一連の流れがあります。

<< 戻る