一生に一度の会心の一着
第2問
9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |||
後手 加藤 |
一 | 先手 羽生 |
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二 | |||||||||||
持駒 | 三 | 持駒 | |||||||||
四 | |||||||||||
五 | |||||||||||
六 | |||||||||||
七 | |||||||||||
八 | |||||||||||
九 |
ヒント ゆっくりは出来ないので、速い寄せを考えてください。 |
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回答 5二銀 |
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解説 羽生 善治 第38回NHK杯、加藤一二三九段との一局からです。問題図で先手1四角、後手4二玉、先手3二金、後手5二玉と王手を続けるのはかえって安心させてしまいます。 正解は、先手5二銀で、後手同金でも同飛でも、先手1四角、後手4二玉で先手4一金までの詰みです。 逃げ道を事前に塞ぐ一手なのです。数年たってもこの一局のことをファンの人から言われることがあり、そういう事も含めて、非常に印象に残る一局でした。 今後、これ以上の何かが指せれば良いなと思っています。 (近代将棋会心の一着より) |