一生に一度の会心の一着
第1問
9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |||
後手 島 |
一 | 先手 佐藤 |
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持駒 | 二 | 持駒 | |||||||||
四 |
三 | ||||||||||
四 | |||||||||||
五 | |||||||||||
六 | |||||||||||
七 | 四 |
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八 | |||||||||||
九 |
ヒント 持将棋模様の局面。1点勝負だがここでうまい決め手がある。 |
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回答 9九金 |
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解説 佐藤康光 昨年の棋王戦での島八段との一線より。持将棋模様だが、島八段の点数が1点足りない。そこで、8、9筋の金銀を取りに来られたのだが思わぬ一手があった。それが正解の先9九金でどちらの竜で取っても先9八金打とすれば竜を取ることができ飛車と金三枚交換で5対3となり2点差がつき勝ちが確定した。私は、自分で勝手にこの手を決勝スクイズと呼んでいる。実はこの将棋は持将棋指しなおし局。2局連続となれば記録となっていたかもしれないということでとても印象に残っている一線である。 (近代将棋会心の一着より) |