「兵庫県の近代化遺産調査」 から見えること
講師:足立 裕司氏 (神戸大学 大学院教授 博士(工学))

【日時】11月2日(金)10:00−11:30
【会場】兵庫県立大学新在家キャンパス

平成18年(2006)3月刊行「兵庫県近代化遺産(建造物等)総合調査報告書」を基に、
産業・交通・土木・その他における日本の近代と地域の近代化過程を事例から概括し、
現代の地域遺産が抱える諸課題を展望する。

講師ご略歴

足立 裕司(あだち ひろし)
神戸大学 大学院教授 博士(工学)
近代建築史・建築論、保存論

1949年生
1972年神戸大学工学部卒、修士課程、設計事務所勤務を経て
1977年より同大学にて研究・教育活動に従事
1998年より現職
共著書に
『武田五一・人と作品』(明治村)
『日本の眼と空間』(共著、セゾン美術館)、
『近代デザイン年譜』(天童木工)
『阪神・淡路大震災調査報告書 建築編8』(日本建築学会、1999年)、
『栄光の残像』(出版社澪、企画・著、2000年)、
『関西のモダニズム建築20選』(共著、淡交社、2001年)
『兵庫県の近代化遺産』(兵庫県教育委員会、2006年)他

平賀邸(国登録)、九鬼邸(県文)、ムーセ邸(県文)山口誓子記念館
などの歴史的建造物の復元・修復工事なども手がけ、
現在、「歴史と自然が共生する旧木下家住宅の保存修復工事」、
「旧武藤山治邸移築保存工事」を設計監理中。